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伊藤孝英
カイロプラクティックそのまんまサンシャイン院長
RMIT大学(ロイヤルメルボルン工科大学)日本校卒業。B.C.Sc(カイロプラクティック学士), B.App.Sc.(応用理学士)。従来の筋骨格系障害としての腰背部痛という観点から、生物社会心理的要因としての腰背部痛へとシフトチェンジしてマルチモデルで腰痛ケアをしています。鬱・不安などの気分障害で過度な薬物療法に疑問をお持ちの方もお気軽にお問い合わせください。
そのまんまサンシャイン公式ホームページ
筋骨格系の症状はもとより代替医療のセカンドオピニオンもお気軽に聞きにきてください。https://chirosonomanma.com

高校生の肩こり、腰痛事情

腰を押さえる高校生
腰が痛いと学業にも響く可能性が
目次

ノートパソコン、タブレット、学校以外で3時間

高校生の肩、首こり、腰痛の現状を約3600名を対象にした研究で明らかにされた。

頚部痛 40.8%、腰痛率 33.1%。結構多くの学生さんが、肩こり腰痛に苦しめられています。

学生は首痛のほうが多いんですね。2013年の研究になるので、より電子化された生活が、より多くの筋骨格系症状を生み出しているのかもしれません。

画面をみる女性の後ろ姿
デジタル製品利用、女性、学年があがると肩こりリスクは増える 実に4割強の学生が肩こり

この論文では学年が上がるほど、デジタル製品利用、メンタル状況で影響され、多変量解析では、性別(女性のほうがリスク高い)、学年があがるほど、運動後のしんどさ、趣味のPC利用、タブレット使用、終業後座位時間、勉学上のストレスと頚部痛の関連性が示された。

腰痛では、性別、学年、運動後しんどさ、趣味のPC利用、携帯電話使用、終業後座位時間、 CES-D (Center for Epidemiological Studies Depression) scaleと関連。

ノートPCのユーザーは、デスクトップPCユーザーに比べて高い有病率

PCの位置の高さと目からスクリーン距離はLBPの度合いに関係ありませんでしたが、目からスクリーンへの距離の変数が頚部肩痛の発生と関連。

全回答者のうち、85.4パーセントは、腰痛に苦しむ可能性が低かった携帯電話のユーザーであったが、2時間を超える携帯電話の使用の期間は、腰痛 首肩痛の有病率が大幅に増加した。

タブレットは肩凝り

タブレットを見る女性
タブレットから目の距離と、姿勢維持が鍵

タブレットの使用(3,016の1067、35.4%)が大幅に首こり、肩痛の発生率を増加させた。この結果は、主にタブレットを使用しながら、維持姿勢と目からスクリーンまでの距離によるものであった。

タブレットの使用は腰痛の発生率に関連はなかったが、長期使用や目からスクリーンの距離が大幅に腰痛の発症に関連している。

運動を毎日行い、座位時間を減らす

毎日約1時間の運動グループが一番両者との関連が低い。

さらに、学生の26.1%は学校以外で3時間以上、毎日座っている学生は大幅に肩や首の痛みを持っている可能性が高いという。

しばしば以上1.5時間あまり移動せずにPCの前に座っていると筋骨格系疾患の有病率が高校生の間ではかなりあることを示唆している云々

簡単にどういう生活がいいかというと

  • 授業後には1.5時間以上PCをしない、しても頻繁に動く、
  • 1時間くらいの身体運動を毎日する(1時間で終わる部活があるといいですね)
  • 授業後は3時間以上座った生活をしない
  • ストレス少なく生活する
  • タブレットはあまり使用しない
  • デジタル製品はあまり使用しない
  • ノートPCよりデスクトップ型を使う

こんなところでしょうか。

携帯電話使用による脳腫瘍リスクについて

携帯電波が脳に悪影響を及ぼすということを耳にしたことがある方も多いとおもいます。私もそのような情報から個人的に携帯電話を使用しながら「もしかしたら脳への電波の影響があるのでは」考えることがありました。

今回の記事は、そのような不安を払拭してくれる、イングランド・マンチェスター科学者大学による研究報告です。

携帯電話使用からの無線周波は、多かれ少なかれ脳腫瘍になる危険性を増すようなことは無いと結論づけられた論文が出されたようです。

彼らの調査によると、英国での携帯電話普及率が0%→65%まで1990~2002に増加しているものの、電波の影響が最も考えられる側頭葉という脳の部位の腫瘍の発生率に変化は無かったそうです。

女性ドクター

男女ともに携帯電話が普及する前後で統計学的な有意差は無かったようです。

今まで我々が耳にしてきた・脳腫瘍促進派の主張する 「携帯電話の使用は ガンに関連がある」ということならば、既存の脳腫瘍の増大を促進しそうですなものです。

Vocht博士らは

「携帯電話からの無線周波数露出が脳腫瘍の危険性を増すかどうかをめぐる進行中の論争があります。

しかしながら今回の我々の調査結果は、脳腫瘍の少し増加も見られないし、生活の中に携帯が急速に普及していったにもかかわらず、携帯電話使用と脳腫瘍の間の因果関係が見受けられなったことを示しています」 と話されたようです。

私は今までよりは気楽に携帯電話を使える気がしました。

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