変形性関節症のサプリ4種に効果なし

変形性関節症のサプリの宣伝をメディアで観ない日は少ないのではないでしょうか?

オーストラリアで40歳以上の変形性手関節症患者106例を対象に、4種のサプリメント併用をして痛みへの効果が検討されました。

  • ボスウェリアセラータ抽出物250mg/日=インドの乾燥高地に自生している落葉樹、
  • 松樹皮抽出物100mg/日=アカマツ(バビショウ)の内部樹皮から抽出)
  • メチルスルフォニルメタン=MSMは、ほとんどの動植物に含まれている有機イオウ化合物)1500mg/日、
  • クルクミン168mg/日=ウコン(ターメリック​などに含まれる黄色のポリフェノール化合物)

の変形性手関節症への2重盲検無作為プラセボ対照試験で検討しました。

2重盲検の無作為比較対照試験なので、信頼度は高い方です

結果、痛みの低下に有意な差はなかった。

有害事象による治療中止はサプリメント併用群5例(10%)に対し、プラセボ群4例(7%)だった。

この痛みに差がないのは、面倒な話ですが、4種併用では差は無かったので、2種併用や5種併用などでは、差はでるかもしれない、としか科学的には言えないところですが、お察しいただければと思います。

また有害事象(なにか異変が起きた)のがプラセボ群、つまりメリケン粉を飲んでいたグループでも起きるのが人間の面白いところです。

これをノセボ効果といいます。患者さんが本物のサプリや薬だと思いこんで飲むことで、出る身体の反応です。
高価なサプリメントを飲み続けていて、効果を感じていない方はご参考くださいませ。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33617972/