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伊藤孝英
カイロプラクティックそのまんまサンシャイン院長
RMIT大学(ロイヤルメルボルン工科大学)日本校卒業。B.C.Sc(カイロプラクティック学士), B.App.Sc.(応用理学士)。従来の筋骨格系障害としての腰背部痛という観点から、生物社会心理的要因としての腰背部痛へとシフトチェンジしてマルチモデルで腰痛ケアをしています。鬱・不安などの気分障害で過度な薬物療法に疑問をお持ちの方もお気軽にお問い合わせください。
そのまんまサンシャイン公式ホームページ
筋骨格系の症状はもとより代替医療のセカンドオピニオンもお気軽に聞きにきてください。https://chirosonomanma.com

人生初マラソンの最終調整

目次

とりあえず走ってみる

実はフルマラソンに参加するつもりである。内緒にしていたわけではないけど。

マラソンには中学生の頃から興味があった。
人生に例えられるからだ。
「30㎞からがツライ、30㎞からが勝負」というフレーズが特に引っかかっており、人生の後半に差し掛かった今いよいよ出走することになった。

とはいっても走るのは2020年の東京マラソンに当選したのがきっかけだ。8年ががりで出走権を得たわけだが、9年前から「当選したら走ろ」と言った具合でもともとランニングが趣味な訳ではないカテゴリーの人間だ(46歳おじさん)。弱小県立高校の野球部ではあったが、それ以来まともな運動らしい運動を定期的にやっていたわけではない。

ただ走り出してみると面白い。
勿論最初は過信して速攻で腸脛靭帯を痛めた(いまでも過信しているかもしれない)。
そして痛めたのをシューズのせいにした。

それらを少しずつ克服して準備をしていくと、皆さんがハマっているのも納得だ。この単純な走るのが何故面白いかと元陸上部に問うてみると面白い答えが返ってきた。「単純だから、奥が深いんじゃないですか?」

そう、走るという単純な運動を効率よく快適にしていくには、とても奥が深い。

まあ、まだフルマラソンを走ったこともないので記事にするのも変だが、このカテゴリーの趣旨である「(仮説)走れるうちは病気にならない」を考えていく上で何かの足しになればということで書いてます。

感染者数日々更新中のコロナ窩、年末にUPRUNさんが主宰してくださる小規模開催の河川敷マラソン(第21回UPRUN府中多摩川風の道マラソン大会~年末特別ver~)に参加するということで、今日は仕上げの1日。先ずはこんな環境でも工夫して高いを開催してくださる運営の方々に感謝です。

コロナちゃんに敏感反応をする人に一応解説しておくと、日本陸上競技連盟のガイドラインに則って開催されるので悪しからず。いままで屋外でクラスターが発生したと聞いたことは無いと思います。個人的には外出を控え、運動不足が続いている方の方が、よほどさまざまな疾患リスクが上がるでしょう自殺も含め…という立場の人間です。(勿論年代にもよるが)

最終調整は、心肺と脚に刺激を入れるために8-10㌔を、やや早めのペースで走る。

調整日のコンディション

気温は9時で7℃ 11時の時点で、10℃、湿度46%でGoogle先生によると体感気温は太陽の下で14℃とのこと。マラソン当日の気温や天気によって服装も工夫をする必要なところも、地味に面白い。

目下の悩みはマラソン当日の服装

なんでも冬のマラソンの定番は、Tシャツの下にロンTの重ね着だという。

去年の冬のランニングでは特に手首や手の冷えが個人的にむちゃむちゃ気になるので、今年は100均の軍手だったところをランニング手袋なるものに変え、裏起毛のアームウォーマーをMizunoのブレスサーモでできたアームウォーマーに変えてみた。そしてロンTをブレスサーモの肌着を用意して今日は走ってみた。

この体感温度は人によって様々なようで、私自身思い返すと学生の頃から手や手首のカジカンダ冷えが嫌だった気がしてくるのと(気のせい?)、カイロプラクティックは手を使う仕事だから手の感覚が敏感(過敏?)になっているからかもしれません。

ブレスサーモの手袋は売り切れていたので、裏起毛のランニング手袋。ランニング用ということで少し風を通すようです。体温によっては暑苦しく感じます。ニットの軍手の方がペースによっては気楽かも。

この日は日光が直接照ると体感温度は高く、裏起毛ランニング手袋では暑かったのでアップジョグをした時点で手袋は外しました。ブレスサーモの肌着とブレスサーモのアームウォーマーで挑みました。この格好だと12月下旬とは言え風が無く日光が当たると少し暑く感じます。ブレスサーモアームウォーマーは手首まで覆ってくれるのが個人的にはナイスです。ブレスサーモでも手首は冷えるけど、何となく芯まで冷えていかないような気がします(値段のせいか、プラシーボ効果か…)

下半身はタイツに短パンが基本らしいですが、タイツがどうも性に合わなくて、できれば短パンのみか、ランニングパンツで走ろうかと考えています。一応この気温で無風だと短パンだけでも、10キロ前後では熱が奪われて動けなくなるということはなさそうです。(これも走ってみないと判らない、無難にいけばタイツを着用したほうがいいに決まっている)

足部は先週同じような気候条件で走った時にフクラハギが寒かったので、コンプレッションサポーターを試してみました。あり得ない紫色を選んだのは、色が奇抜でディスカウントになっていたMizunoのシューズと合わせようと思ったからです。初マラソンで足を痛めるリスクを下げる為に、当日も装着するつもりです。(履いて走ったらなかなか良い感じだったので。ただし距離が長くなると判らないです。)

ブレスサーモの腹巻は、長距離が早かったランナーに聞いて用意したのですが、この日は必要なかったです。マラソン当日にブレスサーモ肌着薄々を着ない判断をした場合、腹巻だけ装着しようと思っています(走ってるとお腹の上の方はずり落ちてヘソあたりがけの保温になるが…)。

少しの温度差や風、湿度など神経質になりすぎかな?と考えもしますが、一応ヘルスケアの専門職として細部にわたるコンディショ二ングは必要なんじゃないかな、と思っています。ベテランランナーさんは、だいたい感覚で判るのでしょうが、私は初心者なので神経質になっています。

織田フィールド、㌔4:20の設定

さて最終調整の場所は、夏あたりからお世話になっている「織田フィールド」。何週間か続けて通ってみると常連の先輩ランナーさんが毎週練習していることに気付く。ウォーミングアップの仕方や練習への取り組み方など、レベルは全然ちがうけど見ているだけで、とっても勉強になります。この日は冬休みinということで、学生さん達で賑わっていました。(コロナの影響なんてどこ吹く風)

シリアスランナーの方とくらべると、さほど走りこんできてはいないのですが、かっこつけて最終調整です。月間走行距離は90㎞~150㎞ほどで、殆どが100㎞ちょいくらいの距離でした。

本来は2020年開催予定だった東京マラソンに向けて走り始めたということもあり、だいたい1年ほどの調整期間があったことになります。これがかえって良かったと個人的には感じています。コロナに感謝できることも探せばあります。

陸上部でもなかったので(野球部で吠えていました)、調整は小出監督の著書「マラソンの強化書」を参考にして1週間前は筋肉と心肺に刺激を入れるつもりで、1キロ4分20秒で8キロメートル走ろうと設定したけれど、蓋を開けてみたら張り切りすぎて3:56から入ってしまいました。勿論無理をしています。

その後ズルズルとタイムは落ち、(4’07-4’09-4’12-4’11-4’14’-4’20-4’12)でゼーゼー言いながらフィニッシュ。ちなみに時計は流行りのGPSウォッチ、ガーミンが欲しいけど手が届かないので、カシオのデジタルウォッチを使っています。電池が切れるまではこれで十分かなーって感じです。

カシオ CASIO
SDB-100J-1BJF
SPORTS GEAR(
スポーツギア)

初心者はこれくらいで充分じゃないかなあ、「時計が走るわけでもないし」というベテランランナーの声を支えにして。

スタートが鍵になりそう

夏前、後にハーフマラソンに計2回参加させてもらったのですが、その時も興奮しすぎて前半飛ばしすぎてしまうので、私の場合は「どうやったら後半余力を残すためにスタートで興奮しすぎないようにするか」が鍵になりそうです。

ちなみに秋のハーフマラソンの時は4’50くらいで入ろうと思っていたが、4’26くらいで入ってしまい、迷ったが大崩れはなく何とかイーブンペースで1時間36分でゴールできて結果オーライでした。それでも15㎞以降は脚に負担がきはじめて、足裏もちょい不安で「この倍を走るのはまあ無理だろう」という気持ちでゴールしました。

最近のスピードマラソンの影響か、スタートから飛ばしていくポジティブスプリットの方が多いように思いますが、おじさん初心者ランナーが最初に読んだマラソン本が小出義雄監督の本だったので、ネガティブスプリットで走ろうとは思っているもののこれが難しい。

当日は㌔5分で15㎞まで、「足を置くだけ」ができますよーに(祈)

肝心のシューズ

世の中は去年から厚底シューズがブームで、多くのランナーが厚底シューズなるものを履いてビュンビュン走っていますが、私は初心者で足の使い方も判らないし、何万円もするシューズは買えないなあと、Mizunoの型落ちマラソンシューズ(ウエーブ・エンペラー紫色)で本番に挑みます。このシューズ軽いので足が楽のように感じますが、上級者用ということでクッション性がすくなく、大失態になる可能性を含んでいます。

ウェーブエンペラー

ウェーブエンペラー いい靴です

185gと軽いシューズ、本来ならサブ3ランナーレベルが履くシューズです。これが吉とでるか凶とでるか…
あり得ないパープルも履いていると高齢者のオシャレカラーがわかるような気がしてくるのは不思議です。

無理目な目標を立てた理由は単純で、初マラソンで4時間を切ったプレイヤーのお話を2人から聞いていた5年前(当院では来院者を患者さんや、クライアントさんと呼ばずプレイヤーさんと呼んでいます)、「足のここが痛い」「ここはどう思うか?」という質問に対して、走ったこともないのに偉そうに「こう走ってみては?」「ここはこう使ってください」「走るとは」などと吹かしていた過去もあり、何とかそのタイムを上回る3時間30分を初マラソンで叩きだせば説得力もでるだろうという浅はかな考えが根底にあるからです。

この対策としては夏あたりに足袋シューズ(無敵)を購入して、足を少しずつ鍛えてきました。最初のうちは2.3㎞走ると、足が痛くて慣れるまでに時間がかかりましたが、負担は多いものの徐々に距離を走れるようになり10㎞はしったり、ウォークブレイクを多用して50㎞歩いたり、走ったりすることができるまでに馴らしてきました。

無敵
ベアフットは怖くてできないので、足袋シューズで足を鍛えているところです。物事の本質をとられている(無敵)というネーミングは素晴らしいですね。

このウォークブレイクの考え方は図書館でたまたまであった「ギャロウェイのランニングブック」に超ベテランランナーの経験則が書かれた名著で、マラソンを楽しみたい方にはおススメの一冊になっております。

そんなこんなで、なんとか足が壊れずにゴールまでもってくれればいいけどなあ、というところです。ちなみに10月にウェーブエンペラーでエントリーしたハーフマラソンでは20㎞で「足に衝撃が直接あるなあ、このまま走ると痺れて痛くなるんだろうなあ、これであと倍走るのは無理だろう…」くらいの感じでした。

この後は翌日休んで、明後日に5-10㎞のJog,明明後日に1-2㎞の刺激入れ走で、足、心肺に刺激を入れて5日後の初レースに挑みたいと考えています。

目指すは3時間30分、いわゆるサブ3.5ですが、陸上未経験おじさんの初レースとしてはかなりハードル高いです。散々な結果になり恥をかくだけの可能性も多々ありますが、失敗談も含めどなたかの参考になれば幸いですし、なによりもギリギリに挑むのが楽しい。

1年間練習してきた自分を信じてLet’s enjoy!(萌子風)。結果はまた報告させていただきます!

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