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最後は笑うしかない

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「笑い」でうつ病診断が可能になる日がくる

ちょっと古い情報ですが、ホームページの記事を整理していたら出てきたので改めてblogの記事としてアップします。

私自身は臨床上で患者さんが笑える状態なのか否かというのはシビアに観察しています。慢性痛を管理する際に、その方の精神状態が左右されることは、みなさんご存じの方も多いと思います。

言い方を変えると慢性痛と鬱・不安というのは脳の中では似た状態であるので、抑うつ状態がつづけば慢性痛は取れていかないという仕組みになっています。

実際に痛みとも関係が深い「笑い」というものが将来、鬱の診断になっても可笑しくはありません。いや「笑い」がうつの診断になるのは可笑しいと言った方が笑えるのかもしれませんね。

沢山笑っていた方が良さげという医学論文

この論文を読むと笑いで鬱の診断をする時代も遠くないのかもしれません。「笑い(laughter)」は、うつ病および潜在的な精神疾患の発症および進展の診断ツールとして有用である可能性が、スペイン・Aragon Institute of Health ScienceのJ. Navarro氏らにより報告された。

笑いは医学分野において、健康へのよい影響をもたらすことや重大疾患の予防や治療の手法としては研究されてきたが、疾患の予測指標となる可能性や診断ツールとしての可能性については検討されていなかった。

研究グループは、うつ病患者と健常対照の笑いを登録し評価を行った。全患者に対して、ハミルトンうつ病評価尺度(HDRS)で評価を行い、また各笑いについて、Matlab解析ソフトを用いて8つの評価変数で数値化した。

患者、対照、性別ごとに分類し、笑いとHDRSの結果との関連を一般解析および判別解析にて評価した。

笑いと鬱軽減との間には強い関連性(有効な評価対象、男性85.47%、女性66.17%)。

結果:うつ病の患者と健康な対照は、笑いの種類によって大きく異なり、88%の有効性がありました。
ハミルトンうつ病尺度によると、サンプルの85.47%が男性で正しく分類され、66.17%が女性であり、笑いと落ち込んだ状態との密接な関係を示唆。

以下は制限事項として記載があります。

  1. 笑いを呼び起こすために作成されたユーモラスなビデオの編集は、笑いが発生する可能性が非常に変動することを意味していました
  2. 笑っている被写体の中には、不快に感じるものがあります。
  3. 笑いのエピソードの評価は、記録の個人的な検査に依存していました。
  4. サンプルサイズは比較的小さく、うつ病に苦しむ一般集団を代表していない可能性があります。

2、なんて面白いですね、地上波でない吉本の笑いのようなものでしょうか。何しろ笑いの少なさと鬱には相関性があるということです。

考え方にもよるけれど先ずは笑う練習

私自身は楽しくなくても笑顔でいることが笑いに繋がると考えるほうですが、中には楽しくないのに笑おうとすることに抵抗を感じる方もいるとおもいます。

よく言う顔面の筋肉、表情筋を笑った状態にしてあげると脳が笑える状態だと認識するというのは真実だと思います。

昔から「笑う門には福来る」というのは、このことだと思います。

だから鬱から脱したい場合は、取り敢えず笑顔を作る練習から始められると良いと思います。マジメに笑顔の練習を鏡の前でやっていると本当に馬鹿馬鹿しくて、思わず笑ってしまいます。

今の鬱への考え方から離れて考えることで、そして積み重ねることで突破口が見えてくるとおもいますよ。

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