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伊藤孝英
カイロプラクティックそのまんまサンシャイン院長
RMIT大学(ロイヤルメルボルン工科大学)日本校卒業。B.C.Sc(カイロプラクティック学士), B.App.Sc.(応用理学士)。従来の筋骨格系障害としての腰背部痛という観点から、生物社会心理的要因としての腰背部痛へとシフトチェンジしてマルチモデルで腰痛ケアをしています。鬱・不安などの気分障害で過度な薬物療法に疑問をお持ちの方もお気軽にお問い合わせください。
そのまんまサンシャイン公式ホームページ
筋骨格系の症状はもとより代替医療のセカンドオピニオンもお気軽に聞きにきてください。https://chirosonomanma.com

週2~3皿のベリー類柑橘類で男性機能の維持を

男性機能の維持にフラボノイドが良いみたいという研究結果。高齢化社会に向けて早めの対策をうっておきた男性陣。

そしてもしEDになってしまっても、もしかしたら心理的要素が大きく働いているかもしれないという報告もします。

目次

14%勃起不全を回避できる

ベリー類、柑橘類、赤ワインに含まれるフラボノイドが男性の健康な勃起維持に役立つ可能性があり、フラボノイドの豊富な食品が勃起障害リスクの低減に関連。

ドクター

男性にとっては切実な問題。

フラボノイドは、果物や野菜に含まれる色素だ。研究では、3種類のフラボノイド―アントシアニン、フラバノン、フラボンが、勃起障害の予防に及ぼすベネフィットが最も大きいことが判明。

1986年以降の定期的な健康調査に回答した中高年男性2万5,000人超を対象として研究

2000年、2004年、2008年に、性交渉をもつのに十分な勃起があるか、それを維持できるかを回答してもらい、フラボノイドの豊富な食品の摂取量と比較。

その結果、果物の総摂取量が多い人では勃起不全リスクが14%低下していた。また、フラボノイドの豊富な食品を摂取しており、運動の習慣がある人では、同リスクは21%低下していた。

フラボノイドの恩恵は、70歳未満の男性で特に大きかった。フラボノイドの豊富な食品を定期的に摂取していた男性では勃起不全リスクが10%低かった。量でいえば週2~3皿分。

Cassidy A, Franz M, Rimm EB. Dietary flavonoid intake and incidence of erectile dysfunction. Am J Clin Nutr. 2016 Feb;103(2):534-41. doi: 10.3945/ajcn.115.122010. Epub 2016 Jan 13. PMID: 26762373; PMCID: PMC4733263.
女性ドクター

女性の側も意識して献立に添えてみるのも夫婦円満の秘訣かもね。

色ものの野菜や果物をコマめにとれば週に2皿分くらいにはなるでしょうから、食後やオヤツに果物をチョイスしておくといいでしょうね。

あと運動をしておくのもポイントのようですね。

EDは心理的要素が大きいかも

EDかもしれない時、男性は肉体の秋を感じるものです。もう春はやってこないのか…

肉体的な衰えだとされているEDが、もしかしたら心理的なこと?かもしれないという朗報です。

若い時でも機能不全になることはありますよね?ちょっと緊張したり、タイミングを外したと考えたり。

そのような心理的な要素が中高年の男性にも当てはまるかもしれません。

ドクター

高齢の男性にも朗報ですね。

バイアグラなどの研究に参加した計1万2,564人の男性(平均年齢55歳)のデータを統合し
てメタ解析をしてみると、多くの被験者が心血管疾患や糖尿病などもともと持病がある方が対象になっていることが多いことに気付く。慢性疾患がある患者にはED治療薬が極めて高い効果をしめしている。

そしてプラセボ使用と性機能改善との関連も調べたところ、なんとプラセボ群でも軽度から中程度の勃起機能改善をした。このようなプラセボ効果は、特にPTSDを有する男性で高いことも分った。

JAMA Netw Open. 2020;3(3):e201423. doi:10.1001/jamanetworkopen.2020.1423

男性は世間で考えられているよりセンシティブなこともあります。

EDも心身の両側面から考えれるといいですよね。

思春期の男性は筋力強化で若年死のリスクが減る

思春期の男性で筋力の無い人は、若年死のリスクが高くなる。
スウェーデン男性で24年間にわたり、100万人を対象にした研究です(16歳~19歳)。

【結論】筋力が弱い思春期成年は、若年期の主要死亡原因すべてのリスク要素となっており、その全原因死亡率へのeffect sizeは、確立したリスク要素であるBMIや血圧と同等、その後の若年死につながるリスク要素として、肥満、高血圧とならび、心肺系負荷運動量の不足が候補として注目されている。

BMJ 2012; 345 DOI:http://dx.doi.org/10.1136/bmj.e7279 (2012年11月20日公開

この研究の筋力指標は膝を伸ばす力と、握力です。

若年層での死因で一番多いのは自殺22.3%
心血管疾患 7.8%、 
がん 14.9%の順番です。

癌以外の死亡率は、有意に筋力がある人達が低く、筋力が弱い人達は高いという。
全原因死亡率は、筋力の最弱、最強で、122.3 vs 86.9の差がある。

筋力強い思春期の子供は自殺死20-30%リスク軽減、そして、精神疾患診断(統合失調症、気分障害)16-65%リスク軽減

この筋力という指標は、どの年代でも当てはまるかどうかが解からないと研究の最後にしめくくっている。
もし思春期以外の年代でも当てはまるのなら、とにかく身体を鍛えることが大切になるので、今後の研究が楽しみです

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