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足の痺れ、痛み、感覚異常は神経根症状

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診断名が変わったヘルニア、座骨神経痛

以前は椎間板ヘルニア、座骨神経痛などと呼ばれていましたが、ここ10年ほどは足への症状がある腰痛、もしくは足への症状が腰痛より酷い場合も「神経根症状(しんけいこんしょうじょう)」と分類します。

保険診療上はまだそのような診断名が確立されていないので、本邦では未だ旧式の名前で呼ばれています。

診断名と画像診断はその後の患者さんの予後に大きく影響を与えるものですので、早期に変更したほうがよろしいのではないかとおもいます。

■神経根症状とは、「腰痛よりも片側下肢痛が重篤」「足またはつま先へ放散する痛み・しびれ・感覚異常」「SLR(下肢伸展挙上)テストで下肢痛が再現」「局所における神経徴候」で、発症後4週間以内は専門医へ紹介する必要がない。

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これも6週間以内に50%の患者が回復するグリーンライト(自己限定性疾患)です。やはり万国共通のゴーサインですから画像検査は必要ありません

もう一度言います。
基本画像診断は必要ありません。

自己限定性疾患は経過は良好で、時間経過とともに回復するのが解っている疾患のことです。ご安心ください。

足に痺れがあるときの片足挙上テストは若年成人のみに有効?

昔は有効であろうと思われていたのですが

■若年成人の坐骨神経痛においては、SLR(下肢伸展挙上)テストを行ない記録する必要がある。脊柱管狭窄のある高齢者においては、SLRテストに異常が見られないことが多い(★★)。

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SLRでヘルニアの存在が確定できるわけではありませんし、痛みを誘発させる検査は心理的に好ましくないのではないかとも思います。最近の腰痛診療ガイドラインではほとんど重視してない、とのこと。

カイロプラクティックの大学教育では整形外科検査の中でSLRを覚えて、テストに出されます。ヘルニアなどの疑いをするためです。しかし新しいガイドラインを見ていくと意義のあるテストではなさそうですね。

ただ共通言語として知っているのは重要で、これからもそのような単語は増えるでしょうが医学の進歩を実感するときでもあります。

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