実は座り仕事だから腰痛になるというエビデンスは ない
死亡率は上げるが腰痛のリスクにはならない座業
臨床上「座りっぱなしだと、どうしても腰が固まってくる」というご説明をします。患者さんの訴えから推察していくと、そのような結論になりそのように説明しています。しかしビッグデータでは裏付けはないそうです。
もう何を信じていいのやら… となっていまうのですが、カイロプラクティックが科学を標榜するのならば説明責任があります。
こんな研究があるからです。
1985年~1997年に発表された座業と腰痛に関する論文の体系的レビューによると、座業が腰痛のリスクファクターであるというエビデンスは見出せなかった。座りっぱなしの仕事が腰痛と関連するという世論の裏付けは存在しない。http://1.usa.gov/shb6dx
思い込みとは恐ろしいものですね。座りっぱなしの仕事だから腰痛になりやすいと誰もが信じていたはずです。ところが、厳密に調べてみるとそのような証拠は存在しなかったというのです。しかし近年の研究では座位は死亡率があがることが判っています。
無理やりですが、こう考えたらどうでしょうか?
座りっぱなしで腰痛になることはありませんが、座りっぱなしは死亡率を上げるのでなるべく立ち上がるようにしましょう。
かなり説得力に欠けますが、皆さまの腰痛からの解放を心から願っています。