JACのニュースレターによると2012年の報告でアメリカの代替医療の様子が伺える。
ヨーガとカイロプラクティック、メディテーション(瞑想) マッサージの順番で利用者が多いらしい。
アメリカでは瞑想も代替医療(オルタナティブなメディシン)に入ります。あと「祈り」なんてのも同じカテゴリーのようですね。
健康改善の報告は2/3
米国の国立補完統合衛生センター(NCCIH)は、自然派サプリメント、ヨーガ、脊椎マニピュレーションのすべてを利用する人の2/3以上は身体全体の健康改善を報告とのこと。
ここは主観的な評価です。医療検査をしたら変化がないかもしれません。
米国成人の8.4%(1940万人)および子供3.3%(1900万人)がカイロプラクティックかオステオパシー手技療法を利用。子供は2007年から2012年まで利用者が112,000人増加と報告。
ヨーガと瞑想が分かれているところがアメリカらしいところでしょうか。
これ日本だとマッサージかサプリが1番になるでしょうね。そのような記事を見かけたらご報告します。私自身も上記の全てを受けていますが、よくわかります。プラシーボ効果もあるでしょうが健康改善をしている気はしています。
腰痛などの筋骨格系患者さんにも運動療法としてヨガを良くお勧めしています。カイロ治療は効果的ですが、組み合わせるとより効果的です。基本はアクティブケアをしていくことで慢性的な筋骨格系の症状は改善力を増し、維持できるようになります。
国民皆保険でないアメリカ
多くのアメリカ人が代替医療を利用するのは、保険制度の差が日本とあるからだと言われています。医療費が高すぎるようです。とはいえ参考になると思いますので、それぞれを利用する際の注意点をお伝えします。
マッサージは技術の差がありますので、いろいろな施術者に施術してもらって、相性のいい納得のいく施術者とめぐり逢うと良いですね。
サプリメントは使いすぎないようにしてくださいね。基本は食事から栄養は摂るものです。どうしても時間がない時、日にサプリメントで補うという発想はありかもしれませんが、大規模な研究で効果が否定されていることも少なくありません。
2020年頃からは、お薬、サプリメントも5種類以上とっていると相互作用が不明なため危険であるという考え方が主流になてきています。
5種類以上飲んでいる場合、ポリファーマシーという状態です。解説動画良かったらご覧ください。
あと一つ瞑想。これはイングランドのバックブックにも「腰痛によい」ということで記載されています。最近ではマインドフルネスという言葉の方が有名かもしれません。
外資系企業では積極的に取り入れられており、成果を上げるのに有用なのだとか。これも立派なオルタナティブメディシンになります。日本だと医療と経済行為を頭で分けて考えがちですが、より良い状態にしていくという意味で考えていただけるとしっくりくるかもしれません。
患者さんに説明すると伝わりづらいことも多々ありますが、大切だということは伝えしていくよう心がけています。