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伊藤孝英
カイロプラクティックそのまんまサンシャイン院長
RMIT大学(ロイヤルメルボルン工科大学)日本校卒業。B.C.Sc(カイロプラクティック学士), B.App.Sc.(応用理学士)。従来の筋骨格系障害としての腰背部痛という観点から、生物社会心理的要因としての腰背部痛へとシフトチェンジしてマルチモデルで腰痛ケアをしています。鬱・不安などの気分障害で過度な薬物療法に疑問をお持ちの方もお気軽にお問い合わせください。
そのまんまサンシャイン公式ホームページ
筋骨格系の症状はもとより代替医療のセカンドオピニオンもお気軽に聞きにきてください。https://chirosonomanma.com

高齢者のうつ病、回復しない要素あれこれ

打ちひしがれる老婆
目次

高齢者の長引く鬱 何が関連?

高齢者の鬱も大きな問題です。腰痛も高齢者だとなかなか寛解しないのですがもそうですね。

この高齢者の長引く鬱状態が、完全に良くならない要因がいくつか見つかったので報告します。苦しんでいる方がいたら参考にしてみてください。

この報告は、BMC Psychiatry誌2015年8月5日号の掲載報告によるものです。

  • うつ病エピソードの既往
  • 健康状態不良
  • 認知症の併存


などが、寛解率の低さや症状改善が小さいことと関連していることを明らかにした。

意識的にできるのは健康状態の不良の改善でしょうか。まあ運動療法ですよね。①と③はどうしようもないのかなあ…

③は予防できるようになるといいですね。希望の持てる超高齢化社会にしないと。

みんなはどんな超高齢化社会を考えてる?
40も超えるとそろそろ折り返し地点だなーって感じます。

どうせなら面白い高齢化社会を迎えたいものですが、ここ品川区二葉町は幸いなことに高齢者が非常に多い地域。

昼間なんか歩いていても8割くらいが高齢者のような印象。いずれ日本中がこのような状況になることを考えると、イロイロなアイデアが出やすい。少しでも役立つアイデアが出せるようにしていきたいものです。

人工甘味料も鬱を助長

サンディエゴ発
263,925人の高齢者を登録し(50歳~70歳)、1995年から1996年に彼らの飲料の摂取量を見直し、後にうつと診断をうけた方がどれくらいいたのか?という研究によると、どうも人工甘味料が鬱と関係しているらしい。

2000年以後、うつ病と診断されていたのは11311人。

この約26万人に対する調査によると甘味飲料を、毎日4缶のむと、 うつリスク30%増加。
注目したいのはタイトルにあるように、人工甘味料ダイエットドリンクでもうつ増加という大規模前向き研究の結果。

  • ダイエットソーダによる、うつリスク増加は、31%
  • レギュラーソーダによる、うつリスク増加は、22% 
  • コーヒー4杯摂取は、約10%ほどうつリスク減少

論文の最後は、うつ病を持つ人々はうつ薬を服用し続けなければならない”とチェン博士は声明の中で助言したとある。

アメリカの研究とうところから、ソーダを飲んでいる人が多いのでしょうね。日本人の高齢者で1日4缶のソーダ水を飲んでいる人は非常に稀でしょう。

一ついえることは、あまり甘いものは摂り過ぎないようが良いという事。

糖分はドラッグと同じだという考え方もありますが、摂取した時は気分がいいものの長い目でみると良くないこともあるのでしょう。うつへの3割のリスク増加が高いか低いかというのは各個人が自問自答することが要ります。

角砂糖
鬱への甘い罠に気をつけて!

こういった研究は生活の1側面での評価になりがちなのでいくつか注意しなければならない点があると思います。

まずソーダを4缶毎日飲むひとは糖尿になっている確率も高く運動習慣も少ない可能性が高いでしょう。糖尿になっていればうつを併発しやすいですし、運動不足も気分が沈みやすいです。

いずれ生活習慣に対する多面的な研究もでてくると思いますのでその時は、随時報告していきますね。

あと、論文の最後の部分は、カイロプラクターの立場としては『ソーダーを毎日飲まないようにこころがけましょう』という文言のほうがいいんじゃないかなあとおもいました。ご参考ください。

70歳以上の方の食べ過ぎは認知症リスク上げる

海外の研究で、70歳以上の方食べすぎていると、軽度認識障害のリスクが有意に上昇するという研究結果をだしました。

持続的な母集団に基づくコホート群研究法です。

70歳以上の方で日に2143カロリーをとっている方々が、1526キロカロリー日未満を食べるものと

軽度認知障害になるリスクが約2倍のリスクを持っていると指摘されている。

食べすぎによる脳神経への損傷は考えられておらず、推論では 酸化傷害; 酸化損傷が考えられているという。

このことは、年齢が認知症の最大の危険因子の一つである知っているるものの、健康的な生活、バランスの取れた食事と定期的な運動を含む生活習慣が認知症リスクの低減に多いに関係ありそうなことをしめしている。

ドクター

飽食の時代に突入していますが、それはそれで健康を維持していくのに一工夫が必要なのですね。

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