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伊藤孝英
カイロプラクティックそのまんまサンシャイン院長
RMIT大学(ロイヤルメルボルン工科大学)日本校卒業。B.C.Sc(カイロプラクティック学士), B.App.Sc.(応用理学士)。従来の筋骨格系障害としての腰背部痛という観点から、生物社会心理的要因としての腰背部痛へとシフトチェンジしてマルチモデルで腰痛ケアをしています。鬱・不安などの気分障害で過度な薬物療法に疑問をお持ちの方もお気軽にお問い合わせください。
そのまんまサンシャイン公式ホームページ
筋骨格系の症状はもとより代替医療のセカンドオピニオンもお気軽に聞きにきてください。https://chirosonomanma.com

    精神医療の過剰治療

    私が20代の時、友人がうつ病の診断を受けて、1年薬物治療を受けて変化がなかったが、カイロプラクティックケアによって社会復帰した経緯を目の当りにしました。今カイロプラクターとして働いている私にとって過剰だと思われる精神医療は一番興味のあるトピックになります。

    目次

    精神科医の意地

    必要な精神医療はありますが、私の直感で過剰な精神医療があると思う。そんな感性で始めたカイロプラクティックの勉強ですから、精神医療側の真摯な意見は感慨深いものがあります。

    大袈裟な話ですが、同志のような気持ちです。どんなお言葉だったのか見ていきましょう。

    日本精神神経学会誌2015年1月号冒頭 八木剛平先生のお言葉

    精神疾患が国民病の一つとなり、精神医学が日本国民の精神的健康のために大きな期待をかけられることになった矢先だけに、

    科学的根拠(エビデンス)がなく 標準的な治療方針から大きく逸脱した過剰治療が全国的に蔓延して言う事実を、精神医学会は深刻な事態として受け止めなければなるまい。

    そしてこれは、何よりも私たち日本の精神科医にとって、特権的な処方権によって守られてきた臨床的専門性の「信用にかかわる問題」なのである。

    西洋医学史を通覧すると、今日の眼でみればほとんど常軌を逸したと思われる過剰治療が行われたのは、特定の治療思想が突出した時代であった。

    このようなことが巻頭に述べられています。 皆さんの回りで向精神薬を飲み続けている方はいらっしゃいませんか?カイロプラクティック臨床の中でも、問診で得られる情報で精神医療の過剰が疑われるケースが散見されます。

    カイロプラクティック臨床を20年続けて、問題の根の深さを実感しています。私達を取り巻く環境や価値観、時代、依存、親子関係など一筋縄ではないように感じます。

    精神疾患は脳の機能的な障害(モノアミン仮説)という説は仮設でしかなく、ここ10年来薬物による治療はプラシーボによる治療(偽物の薬)と変わりないことが科学的に解ってきています。

    抗うつ薬の効果は、プラセボと変わらないというニュースが2008年に放映されているようです。

    このようなことをあまり強く主張すると、陰謀論者になってしまいますが、徐々に科学的な根拠も出てきています。

    このニュース以降、海外ではSSRIへの冷ややかな眼差しが世間にあるとか。

    製薬会社も市場原理として売り上げを上げる必要があり致し方ない部分はあるにせよ、経済至上主義にバランスが傾き過ぎると起きる弊害です。

    しかし、個人や社会全体の健康を中心に考えた場合、単に売り上げを伸ばすという発想はふさわしくない選択になります。

    カイロプラクターとして

    カイロプラクターにはお薬を中止させる権限は勿論ありません。それでも情報提供したり、提案してみたり、話あったりすることは出来ます。

    少しずつでも社会的な認知がすすみ、精神科領域での過剰治療が減れば良いなと思っています。

    また日々のカイロプラクティック臨床の中では筋骨格系のケアが占める割合が殆どですが、中には精神科領域のケアを望まれる方もおられます。本腰を入れれば何とかなるケースはあります。

    その時、仕事の満足度は高いです。そこまででなくても、背中をケアするだけでも気分的に随分楽になるものですよ。

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