作業療法。Occupational therapistは、心身に障がいのある方に対して、その治療手段としてさまざまな作業を用いる療法です。作業というと、手工芸のような細かい手作業などを思い浮かべる方も多いかと思いますが、ここでの作業とは日常生活に関わるすべての諸活動のことを指しています。(jobメドレーより)
この作業療法が、うつ病に効果があるシステマティックレビューで証明できたということです。
英国での研究
英国・サルフォード大学のLynn Christie氏らによる研究でJournal of Affective Disorders誌2021年3月1日号の報告。
主な結果は以下のとおり。
- うつ症状を改善するための作業療法による職場復帰介入(強力なエビデンス)
- 不安や自殺念慮を軽減するための作業療法によるライフスタイル介入(限られたエビデンス)
- 仕事への復帰を改善(限られたエビデンス)
私も落ち込んでいた時は、現実離れした夢や妄想めいたことを考えていましたが、目の前の作業をひとつひとつ丁寧にこなすことが重要です。
この作業が集中力を高め、ひいては感謝の気持ちを早期させる一番の近道であると言えます。
この研究では、個々の患者を対象として作業療法を評価した研究はなく、研究のギャップが浮き彫りとなったため、著者らは「メンタルヘルスと休職コストとの関連を考慮すると、非常に重要なポイントであるから今後はさらなる研究により、エビデンスを増やしていくことが望まれる」としている。
本邦の場合、職場での過労、人間関係などで鬱病を発症することが多いように思います。もともと人間関係が好きでない方は最初から職人になる道を選ぶこともあるかもしれません。
リハビリテーションに近いイメージ
私のイメージでは作業療法というとリハビリテーションの印象が強いです。実はリハビリテーションとう言葉は本来の意味に
リハビリテーションとは:身体的、精神的、社会的に最も適した生活水準の達成を可能とすることによって、各人が自らの人生を変革していくことを目指し、且つ時間を限定した過程である。
と学生時代知って、当時驚かされたのですが、単に体を動かせるように繰り返し運動訓練をするのではないということです。
精神的にも、社会的にも(職場復帰など)生活水準の達成を可能にして、人生を変革させていくことです。
カイロプラクティックのカリキュラムの中にもリハビリテーションがあります。この研究からカイロプラクティック臨床の中で、作業療法的な要素を取り入れても面白いかもしれないと感じました。
カイロの臨床に20年ほど携わり、このリハビリテーションという言葉の重みを実感しています。単に痛みをとるのではなくて、患者さんの人生の変革のお手伝いをするのに、日々苦慮しています。
手探りで患者さんが「自らの人生を変革していく」お手伝いをしてきましたが、それは実際に起きますし、なによりもその時を迎えるのがカイロプラクティック臨床の一番の喜びでもあります。
上手く伝わってなかったり、空回りしていたり、余計なお世話であったりする場合もありますが、これからも一人でも多くの方の人生の変革を見届けたいと思っています。


痛みが無くなったら、ウェルネスケア―の方向を向いています。カイロプラクティックはヘルスケアの専門職です。













