メディアの影響からか、首に対する脊椎矯正は「危険」という言われ方がされることがあります。大学教育で訓練を受けてきた施術家の脊椎マニピュレーションの危険性は極めて低いです。
目次
薬物療法よりも優れている首へのカイロ・ケア
海外では頚部へのマニピュレーション(脊椎スラスト操作)が有効かどうかという研究が普通になされています。
急性または亜急性頸部痛患者272人が対象
①12週間の脊椎手技療法(SMT)
②薬物療法
③助言付き在宅運動(HEA)3グループに分けて効果を無作為化試験で比較
患者による痛みの評価は
②の薬物療法群に比べ①脊椎徒手療法群で8、12、26、52週時点で統計的に有意な改善が見られた。
脊椎徒手治療群群と助言付き在宅運動群に大きな群間差はなかった。
Spinal Manipulation, Medication, or Home Exercise With Advice for Acute and Subacute Neck Pain http://www.annals.org/content/156/1_Part_1/1.abstract
臨床現場で行えることの確認
上記の助言付き在宅運動はいわゆる運動療法でしょう。この研究では脊椎治療単体と他の療法の比較研究です。
通常カイロケアは、脊椎手技療法(せきついしゅぎりょうほう)だけでなく、運動療法も持ち帰って行ってもらうことが多いです。
日本の頚部痛治療のガイドラインにおいても徒手療法は運動療法に早く移行していくのであれば推奨されています。
整体やカイロプラクティックケアを探す場合、「施術」+「家で行う運動療法を教えてくれる」施療院がベストだと思います。お近くのWHO基準カイロプラクティックにお電話して運動療法も行っているか確認してからでも大丈夫でしょう。
日本でも認知が上がりつつあるカイロ
日本カイロプラクターズ協会や他の団体の厚生労働省との交渉、安全基準の確立、地道な社会活動、エビデンスの構築が功を奏して少しずつカイロプラクティックケアの認知が広がっています。
脊椎マニピュレーションは効果的なケア方法の一つです。選択肢のひとつに上げていただければ幸いです。










