16年間の調査でわかってきた、女性の冠状動脈性心臓病リスクの上昇要因。どのような要因があるのでしょうか?
目次
冠状動脈の説明
最初に冠状動脈の簡単な説明です。


冠状動脈は心臓を取り巻いている血管、つまり心臓自体に血液を供給している血管のことをいいます。これが詰まると、心臓の筋肉に酸素が行かなくなるので、心臓が止まってしまいます。この状況になるリスクです。
見えてきた3つの要因
参加者80,825名を1991年から2015年まで追跡調査したデータを解析したところ、社会的な事が大きな要因のようです。
- 配偶者の死亡
- 離婚/別居
- 身体的または言葉による虐待
などの高ストレスのライフイベントは冠状動脈性心臓病のリスクの12%増加と関連。
高い社会的緊張は冠状動脈性心臓病のリスクの9%増加と関連していた。
仕事の緊張は、冠状動脈性心臓病と独立して関連がみられなかった。



心理社会的な要因がリスク要因のようです。仕事の緊張は関連していないのは興味深いです。
この事実を生物心理社会モデルで考えた場合に、カイロプラクティック臨床でもヘルスケアの観点から配偶者との関係性が変わった時のケアには上記の論文を紹介して、他でのストレス因子を極力減らす、生物学的に軽い運動を処方する形の対応が予防医学的には望ましいものと言えます。
社会的要因を考察
配偶者の死亡や、離婚/別居が大きな負担になっているのは興味深いです。一般的に配偶者の死は男性側の孤立や早期死亡に関連していると言われていますが、女性にもダメージが確実にあることが分かります。
虐待や言葉の暴力は勿論ストレスです。男性側はこのことを意識して、どんな場面でも暴言や暴力は慎んで行わないようにするのが、愛する妻への態度であると言えます。生物学的に男性ホルモンは攻撃的になりやすい特性がありますが、よく理解してアンガーマネジメントを若い時から行っておくことが大切です。
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