主訴ではないものの、カイロプラクティック臨床をしていて「潰瘍性大腸炎」を患っている方がいらっしゃいます。またお腹の不調で陰性ではあるが、潰瘍性大腸炎の検査は行ったという方もいます。そのような方の食生活の参考になればと思います。
ほどほどに気をつけておく
真面目な人ほど、真面目にしっかり取り組みすぎるのは良くない面もありますが、少し意識していただければよいかなという内容です。
最近日本でもリッキーガットや腸が炎症しているという情報が出回っている昨今ですが、腸の炎症症候群にならないためにも少し意識しておく方がよい情報です。
エビデンスもいろいろあり生活風習や人間の感じ方が違うので、各国それぞれの国がしっかりとした研究を行う方が望ましいという時代になってきています。
腸内細菌の分布の違いから西洋人と東洋人の差も大きいと思われます。この研究に関しては日本人を対象としているので、非常に参考になります。
それでは、どんな研究科を見て行きましょう。
日本潰瘍性大腸炎研究グループによる症例対照研究によると、コーヒーや炭酸飲料の摂取量が多いほど潰瘍性大腸炎リスクが減少し、有意な用量反応関係が認められたことが示された
一方、チョコレート菓子の摂取量が多いほど潰瘍性大腸炎リスクが有意に高かった。
カフェインレスコーヒー、紅茶、緑茶、ウーロン茶の摂取量と潰瘍性大腸炎リスクとの関連は認められませんでした。
カフェインの総摂取量は潰瘍性大腸炎リスクと逆相関し、両極の四分位間の調整オッズ比は0.44(95%信頼区間:0.29~0.67)であったとのこと。
Japan Ulcerative Colitis Study Group. Coffee and caffeine intake reduces risk of ulcerative colitis: a case-control study in Japan. J Gastroenterol Hepatol. 2023 Dec 10. doi: 10.1111/jgh.16439. Epub ahead of print. PMID: 38073066.
※潰瘍性大腸炎は、主として粘膜を侵し、びらんや潰瘍を形成する原因不明の大腸のびまん性非特異性炎症であり、治療後に病態が落ち着いても、再発してしまうこともあります。
チョコレートと炭酸飲料
チョコレートは最近、カカオが身体に良いということで、せっせと皆さん摂っていますがこの論文だけ読むと少し控えたほうがよいのかもしれません。チョコレート菓子とあるので甘いチョコレートのことでしょうか。
炭酸飲料もいわゆる砂糖の沢山入ったものは、糖尿病のリスクを上げますので、飲むなら純粋な炭酸水にしましょうね。
当院ご利用の健康オタクの方でもいきなり腸の炎症が始まった事例もあります。発酵食品などを取り過ぎてイワユル善玉菌が増えすぎてしまい、腸内菌バランンスが崩れてしまったようです。Small Intestinal Bacterial Overgrowth(SIBO)。
この論文は珈琲に関する論文ですが、何事もほどほどにバランスよく生活するのが基本だということを肝に銘じて健康街道を歩きましょう。
胃腸の調子が悪い方、炎症傾向だなと感じている方は是非参考にしてみてください。










