昨今サプリメントブームで、いろいろな種類のサプリメントが販売され、比較的安価に入手できるものもあります。薬局に行けば入り口の近くに所狭しと、なん十種類のサプリメントが陳列されています。
日々研究が行われ人体に有用である可能性のあるサプリメントが、しっかりとした比較対象研究が行われず、行われていても小規模であったりした状態で販売されます。
今回の記事は記憶力や糖尿などにも良いとされるビタミンDサプリメントについて、本当に必要かを考えていく材料です。
北欧の日照量で週に40分でOK
日本よりも明らかに日照量の少ない北欧での研究ですから、日本の夏に比べて圧倒的に光の量が少ない環境ですが、参考になる論文です。
陽ざしが肌をあたためてくれるので、私はお昼さがりに毎日5~10分ほど日光浴をしています。色白が持てはやされ、皮膚がんが怖いとの意見もありますが、本来は陽の光の下で生活しているのが人間です。
骨を作るには日光にあたらないといけないといわれますが、サプリで考えるとどれくらいになるのでしょうか。
北欧での日光浴のデータですが、夏の日光浴を40分/週すると高用量ビタミンD3サプリ1ヵ月間摂取と同程度の効果があるそうです。 (Journal of Dermatology誌オンライン版2013年4月1日号の掲載報告)
血清25ヒドロキシビタミンを測定
日焼けマシンでの夏のUVでの想定比較研究だそうですが、血清25ヒドロキシビタミンを測定することで、夏の日光浴40分とビタミンDサプリ1ヶ月は血中において同容量の血清24ヒドロキシビタミンが測定された。
本当に必要なものは全部タダと斎藤一人さんも仰っていたように、必要なビタミンDも朝夕の短い散歩をするだけで充分身体が生成してくれるようです。
白い肌には憧れたりするものですが、全く日にあたらないのは身体によくありません。ほんのちょっとの時間でいいですから、焼いてあげましょう。
またビタミンDが作られてただけでは骨は作られません。縄跳びやジャンプのような骨に衝撃が加わるような運動をしないと骨はしっかり作られません。
骨を丈夫にしたいなら、縄跳びのような運動がおススメです。
ビタミンDサプリ自体に疑問がある場合
次の動画は私がビタミンD懐疑派の意見をYouTubeにアップロードしたものです。資本を背景とした消費社会ですので、特に意味がないものでも売れてGDPに貢献すれば良いと言えば良いのですが、あまり偏りすぎると虚しくなりますから、このような意見も参考にしてみてください。
サプリメントは商売になりやすいので、否定的な意見はネット上では少ないでしょうが、少数派でもしっかりとした意見としてあっても良いのではないでしょうか。
興味がある方はご覧ください。ダラダラ喋っていますから、倍速再生をお勧めします。