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伊藤孝英
カイロプラクティックそのまんまサンシャイン院長
RMIT大学(ロイヤルメルボルン工科大学)日本校卒業。B.C.Sc(カイロプラクティック学士), B.App.Sc.(応用理学士)。従来の筋骨格系障害としての腰背部痛という観点から、生物社会心理的要因としての腰背部痛へとシフトチェンジしてマルチモデルで腰痛ケアをしています。鬱・不安などの気分障害で過度な薬物療法に疑問をお持ちの方もお気軽にお問い合わせください。
そのまんまサンシャイン公式ホームページ
筋骨格系の症状はもとより代替医療のセカンドオピニオンもお気軽に聞きにきてください。https://chirosonomanma.com

保険が効かない代替医療は値が張るのか?

カードを持ち問いかける女性

「保険はきかないんですか?」カイロプラクティックに興味をお持ちの方から、このような意見を頂くこともあります。

保険適応の医療に比べてしまうと高いのではないか?と。高いと言えば高いし、考え方によってはお値打ち極まりないです。

例えばぎっくり腰への対応は最初が肝心です。基本的な考え方から教育するので慢性化しずらいです。この差は冗談抜きに非常に大きいです。

また慢性痛をお持ちの方は生産的な状態ではありません。そこから解放されていくことは生産的で稼げる人間になっていくこと以上に、自由で喜びに満ちた人生になっていくので金銭だけでははかれない人生の質(QOL)の向上もあることを言及しておきましょう。さあ、みなさん健康に投資しましょう!!

目次

腰痛があると他の医療費もかさむ

痛みがあると生産的な人間になれない

まず急性腰痛の場合

急性腰痛は初診時に正確な情報を得ることが命です。これは慢性化するのを防ぎ、さらに再発率も下げることが明らかになています。

この正確な情報とは問診で解かる、レッドフラッグがなければ画像診断はしない方が良いということも含まれています。

(AHCPR Clinical Practice Guidelines, No.14)

簡単に言うと、ぎっくり腰になった時に「あ~これは骨盤のズレが原因ですねぇ」や「この椎間板の変形がねえ」と説明をうけてしまうと、その後にそういう頭になってしまいます。実際に整体院やカイロプラクティック巡りをしてきた方は、「またズレたので戻して欲しい、入れてほしい」などの表現を使います。

このことは相当な損失があるとお考えください。2020年に始まったランセットの腰痛シリーズでも強調されています。とくに腰痛に画像検査はやめてくださいという強い勧告です。

当院は大切なお話を、初診に1時間かけて丁寧お伝えしています。

ヨーロッパの腰痛診療ガイドラインに従うと、これくらいの時間が必要なのです。オーストラリアのメルボルン州ではぎっくり腰時に1時間かけるといいます。

なぜかって?その方が州単位での医療費が大幅に削減できるからです。もうおわかりですね。個人においても同じです。

腰痛持ちの方々は生涯で何回ぎっくり腰に?

ぎっくり腰の度に、どれくらい活動性が失われ、再発に恐怖して時間や活動性を損失しているでしょうか?

慢性腰痛になれば仕事での生産性は落ちます。そして一般的な保険診療へは毎日の通院が強いられます。多く通院するということはそれだけ生産時間が削られます。活動も制限され、思考も消極的になり楽しいこともできなくなります。

自由診療の形式で新しい腰痛治療を行っている良心的な医師がごく稀にいらっしゃいますが、通常新しい腰痛の治療法は現行の診療報酬制では実施不可能と言われています。そのため本邦では腰痛患者が増加の一途をたどってます。

2012年末に日本整形外科学会が診療方針を変更しましたが、医療現場におりてくるにはまだまだ時間がかかりそうです。(2012.12.30共同通信)

痛みが続くと鬱になる、慢性疼痛とは鬱状態

鶏と卵の話になりますが、痛みが慢性化するということは『うつ』 なのです。ぎっくり腰になる時は、その時点で相当な社会心理的なストレスを感じている時なのですが、急性腰痛から慢性腰痛になるときも『うつ状態』が関連していることが解かっています。

慢性腰痛は命に関わる問題?

近年ではスウェーデンで、こんな研究結果もでてきています。‎

25~74歳の一般住民1,609名を最長14年間追跡調査した結果、広範囲にわたる慢性疼痛を持つ被験者は、疼痛のない被験者より死亡率が高いことが確認された。その死亡率上昇は、喫煙、睡眠障害、身体活動低下と関連していた。

(2009;31,Andersson HI.)

マインドセットの差=病気の対処療法かウェルネスケアか

マインドが健康に向かう為、長期的にみると他の疾患の予防にもつながるといえます。

生産的な人生が送れるようになるきっかけに当院でのカイロプラクティックマイオセラピーをお勧めします。長期的にみて慢性痛の無い生活というのは計り知れない利益がある可能性があるということです。

腰痛とお金に関する研究(2012年1月)

腰痛のため早期に退職した人の多くが、継続的な財政困難に直面していることが、新しい研究で示されたようです。なかなか興味深い内容です。

腰痛は命にかかわる問題ではないといいますが、人生の質という観点からすると大きな要素です。 単に痛みがあるか無いかだけではなく、金銭的な面でも影響が出るというのです。

医学誌「Pain(疼痛)」2012年1月号に掲載された内容によると 腰痛患者680人を追跡調査してみると、腰痛が無くフルタイムで働いていた人に比べると現役引退後の貯蓄高に大きな差があるという。

男性では腰痛で早期退職した45~54歳、65歳までの貯蓄額のが5,400ドル(約43万2,000 円)、これを年金額に換算すると1年あたり314ドルと推定された。

45~54歳でフルタイム勤務を続ける男性では、65歳の退職時の貯蓄額は36万6,000ドル(約2,800万円)を超え、年金額は年2万1,000ドル(約168万円)であった。

女性では、腰痛で早期退職した人の貯蓄額の中央値は約2万1,700ドル(約174万円)、 年金額換算で約1,100ドル(約8万8,000円))、

女性で定年までフルタイムで働いた人では25万6,500ドル(約2,050万円)、年金額換算で約1万3,000ドル(約104万円))と推定されている。

早期退職では他の疾患よりも貯蓄高が少ないようです

シドニー大学教授のDeborah Schofield氏は、
「他の健康問題が原因で早期退職した人に比べ、腰痛により退職した人では、65歳時点で貯蓄のない人の数が2倍を超える。また、腰痛がありながらフルタイム勤務を続けている人でも、慢性的な健康問題のない人に比べると貯蓄額が少なかった」と述べている。

悔しい女性
痛みは人生を奪う

痛みがある人は発想が悲観的

これは腰痛のある方にお伝えすると『腰痛の人はこういうマッサージとかカイロでお金を使っちゃうからでしょう?』とすぐ仰いますが、そうではありません。生産的な人間ではなくなってしまっているのです。

貯蓄額は中央値なので、とてつもない高所得者も交じっていることが考えられますが、コレくらい差があると
真面目に考えたほうがいいとおもいますよ。

身体の痛みは社会的な損失につながります

社会的な価値感の問題でもあるのですが、超高齢化社会を迎えて高齢者達の多くは毎日対症療法や薬物療法を受けに病院や接骨院に通っていると聞きます。国の政策で医療費だけで税収を上回る年が続いて何年になるでしょうか?

おそかれ早かれこのようなシステムは継続することができないであろうと私は考えています。私はカイロケアを通して、生産的な社会になるきっかけを提供して行きたいと思います。

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