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伊藤孝英
カイロプラクティックそのまんまサンシャイン院長
RMIT大学(ロイヤルメルボルン工科大学)日本校卒業。B.C.Sc(カイロプラクティック学士), B.App.Sc.(応用理学士)。従来の筋骨格系障害としての腰背部痛という観点から、生物社会心理的要因としての腰背部痛へとシフトチェンジしてマルチモデルで腰痛ケアをしています。鬱・不安などの気分障害で過度な薬物療法に疑問をお持ちの方もお気軽にお問い合わせください。
そのまんまサンシャイン公式ホームページ
筋骨格系の症状はもとより代替医療のセカンドオピニオンもお気軽に聞きにきてください。https://chirosonomanma.com

肥満児はストレスホルモンが高値

座る肥満児
目次

ストレスが先か、肥満が先かは不明

肥満児はストレスホルモンの値が高いことが、オランダ、エラスムスMC-ソフィア小児病院(ロッテルダム)のErica van den Akker氏らの研究でわかった。

小規模研究ではあるが8~12歳の肥満児20人と正常体重児20人の毛髪で、ストレスの指標と考えられているコルチゾール値を測定。

肥満児も正常体重児も、女児15人、男児5人と同じ人数で計測。ストレスの指標で良く利用されるのがコルチゾールは唾液や血液採取で測定できるホルモン。

今回の研究は毛髪で測定して1ヶ月間のストレス状況を把握。

【結果】平均コルチゾール値は肥満児では25pg/mg、正常体重児では17pg/mgだった。

van den Akker氏は、「肥満児では、8歳ですでにコルチゾール値が上昇していることがわかり驚いた。肥満児の心理的ストレスが実際に大きいのか、あるいはストレスホルモンの処理が肥満体では異なるのかはわからない。

このような疑問を解明することで、小児肥満の理解が進み、その治療方法が変わる可能性がある」と述べている。

肥満児のイメージ画像
コルチゾールの値が高い肥満児

Van氏のご指摘の通り、ホルモン処理の問題かもしれないし、ストレスが先にあるので良く食べるのかはこの研究では明らかではない。

心理学的に考えるとストレスが先にあるのだろうと考えたくもなるけど、3歳までの食生活で人の食の好みが決まるというし、不健康食の結果ストレスを抱える生活なのかもしれない。

このようなことを広げていくと、家庭環境の問題やら親子関係の問題に直面する事が多いと思います。いずれにせよ、子供たちが将来乗り越えていくよう社会が考えていかなくてはなりません。

根本的な解決にとりくむと時間はかかりますし、遠回りもすることもあるでしょうが、少しずつ良い方向にむかっていくことが人生において大切な姿勢であることは間違いありません。

多くのストレスを抱えていたり、親に気を使い過ぎる子供の背中は張っています。

子供は水、牛乳、くだもの

猛暑が続きますね。ついつい冷たい飲み物が飲みたくなる季節です。今日は子供の飲み物に関して、米国小児学会の意見をご紹介します。

グラスの牛乳とイチゴ
食事と一緒に低脂肪乳、無脂肪乳で、おやつは「水」

「炭酸飲料やジュースは幼い子どもの健康に良いとはいえない」。ポイントとしては

  1. 炭酸飲料、スポーツドリンク、フルーツジュースより、水や牛乳のほうが健康に良い
  2. 子どもは毎日、低脂肪乳か無脂肪乳を少なくとも3杯(1杯は1/2カップ、120cc程度)飲む必要がある
  3. 食事と一緒に牛乳を飲み、おやつのときには水を飲むようにする
  4. フルーツジュースではなく、果物をそのまま与える
  5. ジュースは100%果汁のものにし、120~180ccまでとする

具体的で参考になるご意見ですね。身体が敏感な就学前の子供の飲み物ですが、もちろん大人が生活の知恵として取り入れるのも悪くないとおもいます。

合言葉は「おやつは水」です。

子供への抗生物質が体重増加の可能性

とても重要な意見が示唆されている。抗生物質の使用が体重増加と関連性があることが指摘されました。

米国の若者16万4,000人近くのデータを分析した結果、約21%が小児期に7回以上の抗生物質の処方を受けており、これらの群の15歳時の体重は、抗生物質を使用しなかった群よりも1.4kg多かった

Schwartz氏らによると、頻繁に抗生物質を使用した人にみられる体重増加は、完全なデータがないためにこれまで過小評価されていた可能性があるという。因果関係は示していない。

Schwartz氏は、

「小児期の抗生物質の投与でBMIが生涯にわたり変わる可能性がある。
今回のデータは、抗生物質を小児に与えるたびに、体重増加が速まることを示唆している。

こうした影響の累積で、成人期にはさらに悪化する可能性が高まる。抗生物質の全身投与は、強く指示された場合を除き避けるべきだ」と結論。

ドクター

もしそうだとしたら大変大きな問題です。

ほとんどの病は無投薬で対応できる、というより無投薬の方が良いという考え方はあります。実際比較しようがない部分もありますが、できるだけ具体的にご紹介していけたら良いと考えています。

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