人工膝関節置換術も不安などの心理社会的要因がコスト関与
不安などのマイナスの心理社会的要因は人工膝関節置換術(TKR)後の術後コストに大きく影響を及ぼすとされることが分かってきた。
膝骨関節炎の患者218人を対象とし、術後6カ月間に及ぶ前向き研究を実施。
心理社会的評価は、不安やストレスに関する評価
関節炎自己効力評価
社会心理的なサポートの充足感、
人生に対する楽観度
などで実施。
このような心理的な要因が、人工膝関節置換術のコストに影響するという。
このテストでのコストは 50%が実質入院、手術費用
のこりが、術後の時間的な損失をコスト計算したもの。いわゆる社会復帰までの時間と考えてよい。
不安が強いほど、心理社会的サポートの充足度が低いほど、
人口膝関節置換術関連のコストが高かった(いずれもP<0.01)。
それ以外では、BMIが高いほど、白人でないほど、同様にコストが高かった(いずれもP<0.01)。
心理社会的要因が、TKR後の総コストに影響を及ぼすことが示された。
周術期の心理社会的介入によって患者の不安を軽減し、心理的サポートを向上させることでTKR後の総コストを軽減することが可能になるかもしれない」と考察されている。
このようなことは筋骨格系の疾患で、同じようなことが言える。
腰痛や、首痛、痺れに関しても、不安を煽らずに、安心、楽観視して社会的なサポートが根底にあれば、多くの痛みは自然治癒するものです。言い換えると痛みを許容できるようになります。
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