さまざまな施術を受けていても、なかなか取れない、納得のいく施術を受けることが出来ない方は多いです。
マイオセラピーはそのような筋骨格系の深い悩みを持っているか方々の期待にそえる施術方法です。
目次
舞台俳優 マイオセラピーによる症例報告
20代女性 俳優業。一流の俳優さんです。
職業柄身体はよくつかうしトレーニングも日々行っているので柔軟性も高く身体能力も高い方です。
緊張を強いられる仕事なので肩、首、頸の付け根が凝る。さまざまな施術を受けているが、特にウナジの部分のコリはいつも残っている。
- ネチっとした後頭部の痛みがどうしても取れない
- 整体、マッサージなどあらゆることはやってきたがネチっとした後頭部の痛みは取れない
- 右肩は突っ張ってしまって上下に向けない時もある
- 他に股関節の痛み、左足の指の開きが悪いなど副訴がある
症状をどこかにお持ちの方は、だいたい多くの箇所に痛みを訴えます。流行りの医学用語で言えば、下降性疼痛抑制系がしっかり働いていないとも言えますし、筋膜単位で考えればバックラインと呼ばれる頭→背中→足裏のラインが張っています。
初来院時の痛みと状態:疲労も大きい
人生2回目の寝違いの症状が数日前に起きてから全体的な状態がよくない。
- 旅公演が続き10日ほど前に2回目の寝違いがあった。半年ほど前にも同じように枕が違うせいか寝違えている。その後首は8か月間ほどずっと痛い。
- 首全体の痛みは落ち着いてきているものの、ネチっとした後頭部の痛みは何をやっても取れない
- 先月から踊りで腰を反ると痛い。それに伴い鼠径部の詰まり感がある
- ネチっとした首の付け根の痛みは、頭痛に発展することがよくある
検査:触診でよく判る後頭下筋群の浮腫み
筋肉も浮腫みですが、毎日触診をしていると判断できます。
筋周囲膜全体、つまり筋肉全体が浮腫んでいるときもあれば、部分的に粘性が高まっていたり、プヨプヨしていたりすることもあります。
このような状態は画像診断では判断できないですし、長く症状があると本人にとっては普通でも、不自然な状態であることも多いです。
マイオセラピーでの大切な指標の一つに筋の浮腫みがある。この浮腫みに関してはマイオセラピストが特に着目します。浮腫みの奥には筋硬結がある。浮腫んでいる筋肉の下層にジクジクした状態の組織がある。
腰は柔軟性はあるものの腰を丸めるのが不得意な状況が続いている
首の付け根は
①上部僧帽筋②頭板状筋③頭半棘筋④大後頭直筋、隣に小後頭直筋と、上頭斜筋と4層になっていて走行も様々です。4層目の筋肉が浮腫んでいたり硬くなっていると種々の症状が顕著です。(ビジブルボディーの提供による画像)
施術内容:マイオセラピー90分
- 振動療法(マイオセラピー)で90分の施術を2回。1回目から3週間後に2回目の施術。
- 首の付け根と腰に時間を掛けておこなう
結果:2カ月経過してもウナジの痛みは出ない
1か月間に2回の施術で、今のところネチっとした首の痛みは出ていない(2か月経過)
振動療法(マイオセラピー)は色々な施術を受けて来られたけど、結果が伴っていないかに受け入れてもらいやすい治療法です。本症例のように一部分だけ残ってしまった痛みなどにも、試験的に当ててみる価値は十二分にあります。
マイオセラピーに使用するマイオバイブです。細い先端がバイブレーションしながら深層筋にタッチします。特殊構造であるがゆえに出来る施術です。
筋肉が浮腫んでいる
筋肉が浮腫んでいる状態というのはマイオバイブによる施術を行っていると、よく見えてくる部分なのですが、プヨプヨした感じ、粘り気の強い筋肉の状態と書けば施術家の方は判るとおもいます。
何しろ浮腫んだ筋肉があると痛みに敏感になり、筋ポンプ作用も減りますから発痛物質が流れづらくなり更に痛みが出るという悪循環になります。
同じようなネチっとした首の痛み症状がある方、ウナジのコリから頭痛に発展しやすいかた、何処に行っても改善しない症状をお持ちの方はお気軽にご連絡ください。
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