過去に大きなぎっくり腰をやっていると、人生の中で何回か繰り返すものです。
この方は10年前に酷いぎっくり腰を経験して、今回で人生4回目のぎっくり腰。カイロプラクティックの症例を通して、心構えと回復のポイントを抑えていきましょう。
目次
50代男性4回目のぎっくり腰 症例
ええ…3日前から腰に違和感があったけど、昨日から急に酷くなって歩くのもままならないです。
いいえ、4回目くらいかなあ、前回は10年前だから久しぶりのぎっくり腰で…
人生の中で8割の方はぎっくり腰を1度は体験され、その中の6割以上が再発するのがぎっくり腰です
痛みがあると、基本的には眠りが浅くなりますし、もともと不眠傾向だと腰痛になりやすいです。また回復に向かう気配が無いと不安がつのり不眠傾向にもなります。この状況を早めに立てなおす必要があります。
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腰痛と睡眠不足の関連
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痛みと状態;前かがみになれない
そうですよね、歩くだけ痛いですものね。そうすると
日常生活で一番困る動作はありますか?
歩くのも大変、椅子から立ち上がるの痛いとなると、施術でその場で大幅に痛みを下げるのは難しいので、2.3日で痛みが半減することをお伝えします。
ただし動き方を確認することで、痛みを感じない生活を送ることができるようになります。
治療と経過
- 問診から非特異的腰痛と判断
- 初回のカイロ治療で骨盤、腰部へのアジャストメント
- 動作時痛をなくす為に、ヒップヒンジ、スクワットの練習
- 呼吸法とホッカイロの処方
- 1週間後に電話で状況を確認をした所、全く問題なく生活できているとのこと
股関節のヒップヒンジ、正しいスクワットが出来ることがポイント。
痛みを感じない動きを認識してもらうことで、気持ちも含め随分楽になる。
え?歩くのも大変なのにスクワットなんてできるの?と思うでしょうけどポイントを抑えれば簡単です。
院長コメント:初診が大切
ぎっくり腰は初めての来院での対応が肝になります。ぎっくり腰の社会的要因の説明と、回復スパン、日常生活動作の維持などで安心して回復に向かいます。
この方は繁忙期で仕事でのストレスが少しあり、不眠傾向にありましたがイエローフラッグ(黄色信号)とまではいかないストレスであったことが幸いしました。
このような場合はカイロプラクティックで3-4日以内に急速に回復に向かうことが統計的根拠としてあります。