「特にぶつけたり転んだりした覚えはないのに、階段を下りる時に膝の下あたりがズキッと痛む……。」
病院でレントゲンを撮ったら「腰椎が少しすべっている」と言われたけれど、関係があるのか分からず不安になりますよね。
今回は、立ち仕事をする30代女性が、レントゲンで指摘されたすべり症への不安を抱えつつも、適切なカイロプラクティックケアによって2回の来院で痛みが消失した事例を通して、画像検査の結果との向き合い方や膝痛の原因について解説します。
なんとなく膝の下あたりが痛い30代女性

とくにぶつけたり、転んだわけではないが階段を下る時に膝の痛みがでる。
- 町工場で立ち仕事をしている30代女性
- 腰から背中にかけて強い貼り感がある
- 少しずつ悪化してきているかた心配
- 病院でレントゲン検査をしたら第5腰椎が5ミリほど滑っている
- 1ヶ月牽引治療と湿布治療を続けるが変化が無い為ネット検索で当院を見つけた
レントゲンで指摘された「第5腰椎のすべり症」と痛みの関連性
レントゲンを持参していただき確認すると、若干すべっている状態はあるものの、今回の症状とは関係ない可能性が高いことを説明してオーソドックスなカイロプラクティックケアを行う。
症状の出かたが神経の走行に沿っていないので、すべり症が関連しているとは考えづらい症例です
結果的には2回の来院で症状が消失:関連痛と痛みの閾値
単純に関連痛として膝痛が出ていた可能性が高いです。下部腰椎から背中の緊張は脊柱起立筋全体の緊張へと繋がります。
脊柱起立筋の緊張は交感神経優位の状態をつくりやすく、痛みを感じやすい状態だと言えます。過去の画像診断の不安感もあり心配から、痛みの閾値が下がっていることも自覚症状を促しているものと考えられました。
膝の痛みも2014年の論文では、心理的要因(不安・うつ・破局的思考・運動恐怖症)を含めて評価することの重要性が説かれています。
院長コメント:レントゲン結果に振り回されないことの大切さ
お伝えしたいのはレントゲン撮影の結果は気にするだけ損ということです。超一級のエビデンスがある訳ですから、ご心配なく。
このような結果があるから、安易にレントゲンを撮って判断するのはかえって逆効果になります。その映像が一生脳裏に焼き付いて、その後事あるごとに「私はすべっている状態があって…」となります。
私に言わせると「私は何かにとりつかれて…」と同じです。過去にそのような写真を撮られた方もご心配なく。

