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ぎっくり腰にストレッチは禁物!急性腰痛時は日常生活維持がベスト

腰痛

急性腰痛(ぎっくり腰)の場合はストレッチをしない方がいいです。

発症して1か月以内は統計的にはぎっくり腰の時ストレッチしても効果がないことが判っています。ぎっくり腰の時は、無理なストレッチをして悪化や再発もあり得ますからストレッチはしないことをお勧めします

急性腰痛患者363名を対象に標準的治療群、運動療法群、シャム(疑似治療)群に割り付けて1年間追跡したRCT(ランダム化比較試験)によると、腰痛による欠勤率は運動療法群が最も高く、シャム群が最も低かった。急性腰痛に対する運動療法は無効。http://1.usa.gov/nZYZXu

もっとも歩けない程のぎっくり腰の時はストレッチなんてする気にもなりませんけど…

急性腰痛(ぎっくり腰)の原因

働き盛りに一番多い急性腰痛(ぎっくり腰)の原因。非特異的腰痛という名前からも判るように、実は未だにハッキリとした原因が医学的にも判っていませんはいません。

肉体的には

最近のドイツの生体への研究では筋膜自体に直接痛み物質が放出されていることが方向されていますが、世界的なコンセンサスがとれているわけではありません。

実際カイロプラクティックの臨床でもさまざまなケースが見られます。

  1. 筋肉がカチコチになって痛みをだしているケース
  2. 筋軟化(マイオセラピー用語)といって筋肉がフニャフニャした状態になって痛みを出しているケース
  3. 筋肉が浮腫んで痛みをだしているケース
  4. 骨盤の関節や腰の関節が固まって痛みを出しているケース
  5. 1~4は客観的にはさほどではないが、ストレスを多く生活で感じていて脳が痛みを拡大解釈しているケース、心因性疼痛ともいう
  6. 上記が複合的になっている

などなど世界的なコンセンサスが得られないのは一概に言えないからです。

非特異的というのは特異的にあらず、簡単に言えば「なんだかよくわかないけれど」です。

世界で一番医療費がかかっている疾患なのに意外ですよね。

生物学的に原因はさまざまなのですが、ひとつ言えることは社会的ストレスが多く掛かっている時です。筋膜の研究においても精神的ストレスが掛かったときに筋膜に痛み物質が直接放出されることが近年の研究で解って来ていることの一つです。

心理社会的

日本ですと未だに腰痛の背景にストレスがあることをお伝えすると驚かれたり、いぶかしげに見てくるかたがありますが、諸外国の腰痛診療ガイドラインには明記してあるようです。

ここに乗せるのはエビデンスの一部ですが、繰り返すぎっくり腰や初めてのぎっくり腰、慢性腰痛がある方もご参考ください。

オーストラリアの疫学研究によると、腰痛発症率は30代が最も高く、全体の有病率は60~65歳まで増加するがその後徐々に減少する。危険因子として低学歴・ストレス・不安・抑うつ・仕事への不満、職場の社会的支援が乏しいなど。参考:http://1.usa.gov/HmNaQO

 

イギリスの腰痛診療ガイドラインは心理社会的因子について次の4つの事実を指摘している。
(1)心理社会的因子は治療とリハビリテーションの成績に影響を与える。
(2)心理社会的因子は自覚症状や他覚所見よりも慢性化の危険因子である。
(3)心理社会的因子は慢性腰痛や活動障害において重要な意味を持つ。
(4)心理社会的因子はこれまで考えられていたよりもはるかに早い段階で重要な意味を持つ。ゆえに、患者の心理的・職業的・社会経済的因子に目を向ける必要がある。参考:http://bit.ly/nfz2B2

これはイギリスの腰痛診療ガイドラインですね。ストレス、心理社会的要因は上記のように早い段階で目を向ける必要があることです。働き盛りの方ですと会社での人間関係や昇進に関わる社内のパワーバランスなどで負荷がかかっているケースが多いように見受けられます。公務の方は多くは人間関係のトラブル対処で苦慮していらっしゃるようです。いずれにせよ早い段階でこのようなストレスの有無を確認していくことが回復、慢性化を防ぐ上で重要となります。

■腰痛のない大学生25名を対象に腰への負担に対する心理テストと性格特性の影響力を調べた結果、心理的ストレスは単独で腰痛の原因になり得るだけでなく、内向型と直感型の性格特性は心理的ストレスによって腰痛発症リスクが増大する。参考:http://1.usa.gov/pD9Tsn

これもイギリスでの研究になります。イングランドのノースウェストで11~14歳における腰痛の危険因子を1年間追跡して調査した結果、身体活動や登下校時のスクールバッグの重さによる物理的負荷よりも、心理社会的因子がもっとも強力な予測因子であった。興味深いのは素行振る舞いが悪い学生は2.5倍、腹痛1.8倍、頭痛1.6倍、のどの痛みがあると1.5倍将来の腰痛リスクがあがるとか。参考:http://goo.gl/johnf5 
参考2:http://goo.gl/1lxsLu

ドイツの軍事医療管理センターで腰痛関連2004年から2007年に腰痛関連で入院している兵士1410名を対象にした前向き研究によると、軍隊隊復帰率はわずか13%だった。腰痛への介入方法や個々の身体的問題よりも心理・社会的問題を取り上げた研究がさらに必要。
腰痛の軍人の87%が戦場に戻らなかったことから、兵士の腰痛への心理・社会的因子による介入の妥当性、早期の手術が軍人の摩耗を減らすかもしれないので、評価する必要があるということです。
参考:https://goo.gl/4fD6hV

ちなにみ女性兵士、アフガンへの出兵、将校クラス、腰痛既往歴がある兵士は明確にセンターでの腰痛と関連していたようです。海軍、海洋運搬、精神疾患の併存、ペインクリニックに行かなかった者が特に軍隊に戻らない傾向であった。

ぎっくり腰になったらすぐにやること

ぎっくり腰になったらすぐにやること。答えから言うと「とくになにもしなくていい、心配するな」です。

初めてのぎっくり腰の時、とくに動けないほどの痛みがある方は物凄く心配になると思います。でも大きな心配はいりません。

ただしそのぎっくり腰がレッドフラッグと呼ばれる命に関わる腰痛か否かを見極める必要があるので、できればガイドラインに沿った対応をしてくれる病院なりの医療機関、カイロプラクティックなどを少し時間をかけて探して受診されるといいでしょう。

そんな流暢なことを言っている暇はない!というくらい痛い場合は市販の痛み止めを飲んで、腰を温めてあげると少し痛みが和らぎます。

 

ぎっくり腰にストレッチは禁物!自己流ストレッチをやることで、腰痛がひどくなる!

Acute Low Back Problems in Adultsによると、

急性腰痛に対してストレッチが有効だという証拠は存在しない(確証度D)。:運動中に疼痛が増強したからといって運動を中断するよりも、痛みの程度に応じて徐々に運動量を増やすほうがはるかに効果的である(確証度C)。http://1.usa.gov/uhlYSO

別のフィンランドの研究でも

急性腰痛患者186名を対象に2日間の安静臥床群、ストレッチ群、日常生活群に割り付けたRCT(ランダム化比較試験)によると
ストレッチ群は安静臥床群より欠勤日数が少ないものの日常生活群には及ばないことが判明。急性腰痛の特効薬は日常生活の維持。http://1.usa.gov/mOolz9

要するにぎっくり腰になる前に行っていた日常生活を維持することが一番大切なことです。ただし日本の場合はワーカホリックと呼ばれるくらい労働時間が長いことが問題の場合もあります。そのような場合は1日2日は身体全体を休めてあげても良いのではないか?というのが私の個人的な意見です。まとめるとぎっくり腰(急性腰痛)状態でもストレッチが有効なケースも稀にありますが、統計的にみても多くの急性腰痛はストレッチが有効とは言えないでのす。

ストレッチが有効な腰痛は「亜急性期か慢性期の腰痛」つまり発症から1か月以上経過した腰痛です。

できれば3週間は日常生活を維持。カイロプラクティック治療は早めに受けてください

ぎっくり腰の時は上記のとおり日常生活の維持が鍵になってきます。これを受け入れられなければ慢性化へ移行するリスクが上がることにないます。

そんな中でも今ある痛みを数日以内に一気に下げてくれるのがカイロプラクティック治療です。

統計上はぎっぐり腰発症からできれば1週間以内にカイロプラクティック治療を受けると急速に痛みが減ってくることが解っています。

18~40歳までの急性腰痛患者を対象に4週間追跡したRCT(ランダム化比較試験)によると、モビリゼーション群とマニピュレーション群の改善率は4週間後には差がなくなるものの、マニピュレーション群は最初の1週間で急速に改善することが判明。http://t.co/xSdw3w4

※マニピュレーションはカイロプラクティック治療で行われる脊椎や骨盤の素早い調整のことです。

モビリゼーションというのはゆっくり動かす身体操作のことをいいます。実際のカイロプラクティック治療院では状況に応じてモビリゼーションもマニピュレーションも行われるとお考えください。

腰痛に対する脊椎マニピュレーションに関する論文58件をメタ分析した結果、3週間以内に腰痛が回復する確率は50~67%だった。慢性腰痛に対する効果は不明としながらも、急性の非特異的腰痛には一時的な効果があることが判明。http://t.co/R9DMmIJ

カイロプラクティックは急性腰痛(ぎっくり腰)に対して一定の効果があるということです。臨床上気づいたことは、この数字は患者さんの抑鬱感が強いか否かでカイロプラクティック治療の効果がはっきり表れるか否かではないかと私は考えています。

また現在では急性腰痛(ぎっくり腰)よりも慢性腰痛により有効であることが証明されています。

まとめ

ぎっくり腰の時に敢えてストレッチを行うことはありません。必要なのは日常生活の維持、できれば腰痛診療ガイドラインに沿ったサービスを受けられる医療機関、カイロプラクティックなどのを代替医療で1~数回は診てもらうことで回復が早まりまり、慢性腰痛への移行リスクを下げることができます。

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