このページではカイロプラクティックの症例を通して肩こりが増してきている方、寝違えを繰り返している方の参考になる情報をお伝えしています。
目次
肩こりの悪化で寝違えが続く
10代から肩凝りあがあるのですが、働き初めて悪化してきました。
1か月前から寝違えたようになってしまった。
首が回らないので、仕事に差し支えが出てきました…
肩こりが10年以上ありますと、筋肉の線維化など組織学的な変化が考えられます。
筋膜が厚くなっていたり関節の可動域が低下していることが多いです。
このような場合、出来る範囲で動きを付けていく必要があります。
痛みと全身疲労状態
最近では寝ても寝ても元気が回復しないんです。
やる気が出てこないというか…
首が回らないので胴体で回ってます…
明らかに運動不足で…
カイロプラクティックに足を運んだ時点で、全身疲労で疲れが取れないという方は多い。
部分的な症状というよりは、全身の中で特に気になるのが肩こり、寝違えという状況です。
筋骨格系が発端で自律神経症状が出てきているのかもしれません。
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検査
凄い筋緊張、浮腫み、筋肥大ですよええ。これはツライでしょう。
筋肉を緩めてから、関節の引っかかりを見ていきますね。
筋緩和操作、脊椎マニピュレーション、PNFによる他動的ストレッチはカイロプラクティック治療のオーソドックスな流れです。
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首の痛みについて統計的な根拠から何を考えるかみていきます。カイロ治療のエビデンスもご紹介します。
熟練した術者によるマニピュレーション(背骨の矯正)で症状が悪化するリスクはきわめて低い。稀に重篤な神経障害が生じる危険性があるため、重度または進行性の神経障害のある患者にマニピュレーションは実施すべきでない(★★)
重篤な神経障害というのは馬尾症候群を指しているようですが、腰椎へのマニピュレーションで生じる可能性は極めて低い。ただし頚椎へのマニピュレーションは腰椎より若干リスクが高い。
この方は神経障害はありませんので頚椎マニピュレーションの対象になります。
生活スタイルの改善が根本的には必要だと考えました。
食生活に大きな乱れはないので、運動する必要性、運動時間の確保を話し合っていきました。
感想
ボキボキが気持ち良かったです 。今の自分の状態や方向性を具体的に示してくれるので、わかりやすかった。
院長コメント:関節可動域回復の重要性
首の機能がかなり損なわれていました。マッサージで対応している方も多いですが直ぐに基に戻ってしまうような方は、カイロプラクティックが効果的であることが多いです。そして長年ある症状には運動療法が不可欠です。
身体が凝りのある状態を憶えているので、リハビリテーションを行う必要があります。6カ月以上ある症状は5.6回を区切りにしてケアをしていきます。
この方のように、筋骨格系の症状が長引いて自律神経症状にまで発展している方も少なくありません。
やる気が出てこないなどの状態をお薬で何とかしようと考えると、長い目でみると良くないです。
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運動は健康維持の必須要素です
そのまんまサンシャインでは、基本的に運動療法を取り入れています。ご自身で肩こりをある程度管理できるまで持っていく方が費用効果が高いからです。その際も無理のない範囲での運動指導になります。
誰でもできる、日常的にできる無理のない運動です。ちょっとこの治療院気になる、セカンドオピニオンが聞きたいと言う方もお気軽にご相談ください。