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伊藤孝英
院長
ロイヤルメルボルン工科大学健康科学部カイロプラクティック学科日本校卒業。B.C.Sc(カイロプラクティック学士), B.App.Sc.(応用理学士)。従来の筋骨格系障害としての腰背部痛から生物社会心理的要因としての腰背部痛へとシフトチェンジ。鬱や不安障害にも着目したマルチモデルでヒューマンケアしています。

野球肘12歳小学生

スポーツの本格的練習が低年齢化する中で特定の部位に症状を訴える小学生も少なくありません。

このページではメディカルドクターで手術の検討をしている12歳少年へのカイロプラクティック治療を通じて、何が回復に必要かを考えていきます。

目次

野球をもう一度したい小学生へのカイロプラクティック

バッターボックスに立つ少年
野球少年 イメージ

筋骨格系が原因でt肘部管症候群様症状を出している場合、小学生の回復は早いものです。

小学校6年生で最後の大会を前に、野球ができなくなっている状態でセカンドオピニオンを聞きに来院しました。

親御さんがインターネットで検索して来院。

10代小学生メディカル・スポーツドクターでは肘の手術を検討中

肘の手術を検討していた方の症例です。

似たような状況にある方は、手術と言う選択は最終的にして近くの接骨院でもマッサージでもカイロプラクティックでもいいので足を運んでみてください。

10代の方はとにかく回復が早いです。費用もそんなには掛からないのではないでしょうか。

お母さん

息子のことを考えるとできれば手術は避けたいんです

12歳少年

最後大好きな野球ができなくなったの大会に出たい。6年生の最後の大会に出たい。

そのまんま

じゃあ問診で詳しく聞いてから検査しますね

詳しく問うてみると、2年前に校庭の遊具からの落下。以来、右腕内側に痺れ

痛みと状態:2年続く症状

医療機関では肘部管症候群と診断を受け手術を検討中。2年前からずっと痛みと痺れがあり、途切れることはない

そのまんま

お医者さまでのケアで1か月変化が無い場合は別の方法を考えてもいいかもしれません。2年間変化が無いのは、ちょっと可哀そうな気がします。

検査:上腕内側が異常に緊張している

緩和操作を入念に行う

  • 上肢の神経学ベースラインでは異常なし
  • チネルエルボー+(整形外科検査)
  • 肘周囲の筋肉の緊張が著しいので入念にほぐす。今までこのような施術は受けたことが無い模様。
    (もし接骨院等保険診療を選択する場合、それほど時間は掛けられないとおもいますので、時間を掛けて手でほぐしてくれるような状況をおつくりください)
  • 頚椎に機能不全があるのでアジャストメント
  • キネシオテープによる筋膜リリース

感想

12歳少年

数回の来院でだんだん痛みがとれたので、運動会にもでられました。 手術は回避できたので感謝しています。最後の野球の大会にも出場できたので、良い思い出ができました!

院長コメント:8回のケアで大きく回復

この男児は、40日間に8回のカイロケアを行い症状がなくなりました。肘部管症候群で圧迫される神経は尺骨神経ですが、痺れが出ている領域が尺骨神経の支配部分ではなかったので、手術の必要性はないであろうと思いました。

科学的な調査でも原因は多因子 原因理解困難な野球肘

2020年レビューでも多因子で原因理解は困難な状況
肘の筋骨格系障害の発生率は、青年期の投手での2.3%から青年期の投手での40.6%の範囲です。

証拠は、ピッチ特性、不十分な休息、生体力学的および人体測定学的要因がUCL裂傷の危険因子である可能性があることを示唆。

病因を理解するための質の高いエビデンスはほとんどありません。予備的な証拠は、危険因子が多因子であることを示唆しています。

Grant C, Tuff T, Corso M, Young JJ, Stern PJ, Côté E, Côté P. Incidence and risk factors for musculoskeletal disorders of the elbow in baseball pitchers: a systematic review of the literature. J Can Chiropr Assoc. 2020 Dec;64(3):165-179. PMID: 33487638; PMCID: PMC7815176.

実際のところは怪我の後に内側に痛みが出たということで、この症例では2次的に起きた野球肘であるといえますが、その他に投げすぎや、投げる角度、もともとの可動域との兼ね合いなど要因は多数であることが想像できます。

小学生ですと驚くほど速い回復力を見せるものです。手術を検討する前にカイロプラクティック治療を試して良かったケースです。

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