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伊藤孝英
院長
ロイヤルメルボルン工科大学健康科学部カイロプラクティック学科日本校卒業。B.C.Sc(カイロプラクティック学士), B.App.Sc.(応用理学士)。従来の筋骨格系障害としての腰背部痛から生物社会心理的要因としての腰背部痛へとシフトチェンジ。鬱や不安障害にも着目したマルチモデルでヒューマンケアしています。

マイオセラピー®(振動療法)– 万策尽きて困っている人の力になれる療法 –

傍脊柱の深層筋を特殊なバイブレーターを用いてほぐし、脊髄神経の働きを取り戻す療法です。

マイオセラピー(Myotherapy®)は日本の医学博士、理学療法士である辻井洋一郎によって考案された根本治療法です。

欧米にもマイオセラピーという言葉があり筋肉、関節の治療家という概念が存在するが、このページのマイオセラピーは日本で登録商標がある辻井氏により考案されたマイオセラピーになります。

後発でよく見かける市販の筋肉バイブレーターとの差も説明していきます。

目次

マイオセラピー®は万策尽きた腰痛も改善

マイオバイブ
マイオバイブ

振動療法(マイオセラピー®)はマイオバイブという低周波のバイブレーターで深層筋を緩ませ、神経根血流を回復させることで根本治療を目指します。

マイオバイブにより筋肉、筋膜といった軟部組織を施術します。今でこそ筋膜リリースといった用語で一般的になりつつありますが、考案された20世紀後半では正統な医学界では容易に受け入れられていませんでした。

徒手による起立筋群へのポンピングに始まったマイオセラピーは、より効率的な施術が行えるよう1990年代にバイブレーターの開発が行われ進化を遂げてきました。

狭義には食事や運動指導も含めたものがマイオセラピーですが、このページでは筋骨格系への施術法に絞った説明をします。

あらゆる腰痛治療に効果を感じなかった方

マイオセラピーは接骨院、理学療法、漢方、整体、マッサージ、指圧、カイロプラクティック、針きゅう、運動療法、ストレッチ、精神療法、ゴッドハンド、 手術など、どんな施術を受けても改善しなかった方、満足できなかった方も回復を期待できる治療法です。

標的はカチコチになった背中の筋肉

上記の療法で回復しなかった理由は筋肉が固まってしまっているから。皆さんが思っているより筋肉は硬く、線維化し、癒着ています。

マイオセラピー®の仕組み

振動療法(マイオセラピー®)の治療概念は手技療法の延長線上にあります。皮膚に近い筋肉群は手や指で押圧をすることができますが、深層筋肉は触れることが出来ません。

中国針を使用して筋膜、骨膜を刺激することは可能ですが、その部位の血流を回復させるためにポンピングすることは不可能です。

マイオバイブと呼ばれる特殊なバイブレーターは他の療法では届かない、短縮してしまって刺激しきれない筋肉や結合組織を強力にポンピングし血流を回復させることを可能にしました。

※筋肉のパラドクス
マイオバイブの振動は20H前後です。筋肉は50Hz以下の振動で緩み、50Hz以上の振動では収縮するという特性があります。
市販の低周波治療器は100Hz以上ですから10分以上は使用しないでくださいと注意書きがあります。長時間当てることで筋肉が硬くなるからです。

腰痛治療の最終兵器

マイオセラピー®はあちこち通っても不快な症状が一向に治まらない、対症療法ではなく根本的に治したい方が最後に頼る療法です。

1回あたりの身体への負担が大きく回復に時間を要するため、通常は3~6週間に1度のペースで続けます(120分の場合)。

先ずは焦らず月に1回、1年間受けてみる(120分の場合)、3~4年をかけて根治を目指します。※特に120分を強要している訳ではありません。

浅筋膜のリリースから

浅筋膜イメージ
皮下組織から浅筋膜へ

深層筋まで届く治療法ですが、最初から深層筋を刺激できるケースは稀です。

まずは浅い皮膚の下にある脂肪層の癒着、脂肪層と筋膜(浅筋膜)の癒着、筋膜と筋線維の癒着をリリースしていきます。

浅筋膜の癒着が取れてくるだけでも随分楽になりますし回復への期待感が生まれるでしょう。

次に筋硬結や短縮した筋にアプローチ

浅層がリリースされたら、次は実際に硬くなっている筋肉をポンピングしていきます。背骨周囲の筋肉は4層、5層になっています。

筋の走行も各筋肉違っていますので、それに応じた対応をしていきます。筋硬結が回旋筋や多裂筋といった最深層に発生していることも多く、それらの筋肉が短縮していると「鈍く重い痛み」が出てきます。

深層筋イメージ図
深層筋の筋膜癒着のイメージ

この層がしっかり押せると、手足の痺れも含めた多くの症状に深層筋が関与しているのを患者さんご自身が実感できます。

最終的には脊髄神経根の血流を回復させる

筋肉が硬くなって血流不足になり痛みを発しているのですが「痛みの背景には神経の酸欠があります」。筋肉の塊を除去していくことで背骨の関節の可動域もひろがるようになります。

筋硬結が無くなってくると脊髄神経根の血流不全症候群が改善していきます。神経根の血流改善が痛みの根本的な解決を実現させます。

その過程で筋膜の癒着や硬化、筋肉の短縮や筋硬結を可能な限り除去してく必要があるのです。

神経根の解剖図
左の腰骨の間から出ている神経根

マイオセラピー®の施術風景

実際の施術の様子です。マイオバイブの先端は1㎝以下になります。意図的に筋肉の炎症を起こさせる為、筋肉の炎症が治まりコラーゲン代謝が正常化するのに2~4週必要です。

当院での実際の施術風景 (モデル;ウクレレさん)

基本的にはうつぶせで施術

施術はうつ伏せになって傍脊柱筋(ぼうせきちゅうきん)を施術します。脚に痺れがある時は脚部への施術も行います。

マイオセラピー®でしか取れない筋硬結が取れていき、体調が良くなってくると『子供の時のようにぐっすり眠れる』『夏バテしなくなった』『趣味が変わった』など生活の質が変化します。

皮膚、皮下組織の浮腫みから出る痛み

個人差が非常に大きいですが、知覚過敏な状態(比較的多い)ですと表層の筋膜をマイオバイブ触ると痛みがあります。

最初は「チクチクする感じ」「焼けるような感じ」が表れることが多いです。

施術慣れした方や痛みに強い方は、まさに触って欲しい部分をポンピングして貰えるので「死ぬほど気持ちい」などと表現されます。

市販のバイブレーター、アジャスターとの違い

最近ではネット販売されていたり、治療院向けの電動器具としてハンドガンタイプのバイブレーや接骨院に置いてあるアジャスターをよく見かけます。軽量化もされてセルフケアや施術家にも扱いやすい器具だと思います。

マイオバイブとの違いを列挙します。

  1. 筋肉バイブレーターはマイオバイブと比較して振動数が多いです。一見そのほうが効率的にも感じますが、先述のように筋肉が弛緩しやすい振動数より遥かに多い振動数です。ただし短時間で筋肉全体をリラックスさせる目的なら有効です。
  2. ハンドガンという形か、ライフルという形の違い。胸当て(ライフルで言う所のストック(銃床)バットストック(銃床)があるマイオバイブのほうが強く照準筋に当て続けられます。ハンドガンタイプですと筋膜リリースハンドガン、アジャスターともに正確に照準を合わせた部位に必要な力を当て続けることが難しいです。
  3. 強度の違い。特に市販の筋膜リリースハンドガンは先端の種類が豊富であるもののプラスチック製品なので強度が弱いです。

これらの違いは両方の施術を受けくらべないと判らないことではあります。市販のハンドガンでセルフケアをすることで回復するレベルの筋緊張ならば、マイオバイブを利用する必要はないとも言えます。

マイオセラピー®で回復する順序

回復する順序は、症状が出てる順序と逆になります。

マイオセラピーで回復する順序

マイオセラピーを受けることによって回復していく順番、つまり神経の過敏性が落ち着いてくる順番は症状が出てくる順番の逆になります。

  1. 内臓平滑筋や自律神経系
  2. 筋緊張亢進や筋硬結などの運動神経障害
  3. 慢性痛や痺れなど知覚神経障害

最初ぐっすり眠れるようになるのは自律神経系の過敏性が治まるからです

症状が出てくる順序(神経過敏性の順序)

確認のために症状が出てくる順序を整理しておきましょう。症状は神経根の血流不全により末梢神経の閾値が下がることで、過敏性(Denervation)が起きて症状がでます。神経の過敏性は以下のような順番で起きているはずです。

  1. 慢性痛や痺れなど知覚神経障害
  2. 筋緊張亢進や筋硬結などの運動神経障害
  3. 内臓平滑筋の緊張亢進や自律神経の失調などの自律神経障害

瞑眩反応(好転反応)が鍵

瞑眩反応(めんげんはんのう)や好転反応(こうてんはんのう)は漢方で重要な反応とされています。

瞑眩反応は体質が変わる時に出る反応です。「瞑眩なくして効果なし」といわれるくらいの大切な反応です。

マイオセラピーで傍脊柱筋が緩んでくると瞑眩反応が出ます。体質改善をする反応ですから、身体がだるく感じられ、反応は大きいです。

「かえって悪くなってしまったのでは?身体がおかしくなった?」とお感じかもしれません。反応が出たときはゆっくり休んであげましょう。

それぞれの筋肉は背骨の分節レベルからでてくる神経によって張りが制御されています。筋肉が緩めば、神経機能に変化が起きます。

日本マイオセラピー協会員

マイオセラピー協会会員証
マイオセラピー協会会員

2013年から日本マイオセラピー®協会の会員です。マイオセラピーによる施術歴は10年になります。

混同されるとおもいますが、いわゆる振動療法ではないマイオセラピーの立ち位置は欧米ではカイロプラクターの指示の下で筋肉操作を行う存在だと認識しております。私伊藤はWHO基準のカイロプラクターですから筋肉操作全般は普段の施術で私自身が行っています。その領域はカバーしているつもりです。

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