慢性痛について考える

慢性痛を科学的に見ていきます

 

日本人の約3割は何らかの慢性痛を持っていると言われています。最近の研究で判ってきたのは痛みを抱えたままの生活ですと後々の各種疾患の発病率が高くなるそうなのです。

例えば癌に罹ってしまった時というのは桁違いのコストになることは周知の事実です。また単にコストというだけでなく、ご存じのとおり治療法が確立していない昨今取返しのつかないことになりかねません。

以下にエビデンスを基に慢性疼痛を少しでも減らすことの重要性を訴えていきます。

慢性疼痛は家族で発生することが多い

5300人を対象にした2012年の慢性疼痛についての研究です

慢性疼痛患者を親にもつティーンエイジャーは、自身も慢性疼痛リスクが高い。ノルウェー在住の5,300人強のティーン(13~18歳)およびその親を追跡した。

遺伝要因かそれとも生活習慣か 品川区の慢性痛治療は整体・カイロプラクティックそのまんまサンシャイン

その結果、片方または両方の親に慢性疼痛がある子は、慢性の非特異的疼痛および慢性の多発性疼痛の比率が高いことが判明した。

両親ともに慢性疼痛のある場合は、ティーンの慢性疼痛リスクがさらに高かったという。

特に母親と生活している10代は注意が必要

主に母親と生活しているティーンは、母親に慢性疼痛がある場合、本人の慢性疼痛リスクも高かったが、
主に父親と生活しているティーンにはこのような関連は認められなかった。

環境的因子を共有していることが、成人とその子どもに慢性疼痛が生じる重要な因子となっている可能性があると、研究グループは結論付けている 
(Archives of Pediatrics & Adolescent Medicine オンライン版2012.11.19)

私も両親が肩凝りや腰痛を昔から持っていたので、10代から軽い肩凝りがありました。動きや生き方も真似しますから当然かもしれませんね。

 

慢性痛があると発がん率や死亡率が上がる
青年期、壮年期での早めの疼痛治療をお勧めします

ノース·ウェスト·イングランドでの慢性痛の調査

慢性痛があると死亡率が20~30%up

英国での8年間の追跡調査によると、‎慢性疼痛および広範囲の疼痛を持つ被験者は、疼痛のない被験者より死亡率が20~30%高かった。

約6500名を対象とした2001年の研究です品川区で元気になるならそのまんまサンシャイン(整体)

対象は18~75歳の一般住民6,569名。
15%の人に身体の広範囲にわたる痛みがあり
48%には部分的な痛みがあり、
36%には痛みがありませんでした。

とくに身体の広範囲にわたる痛みがある人々の癌によ死亡は有意に高い確率になるそうです。

男性は前立腺癌、女性は乳癌

早期死亡の主な原因は乳癌と前立腺癌になります。
( BMJ. 2001 Sep 22;323 (7314)

ですから前立腺がんを予防するために牛乳を控えるというよりは、あちこち痛い人はそれらを治療していったほうがいいのです。勿論生活習慣も含めて女性はお酒を控えるなどのことも大切ですよね。

こちらも慢性疼痛で死亡率が高まるという結果

約1600名を14年間追跡調査した結果です

2009年に発表された慢性疼痛と死亡率の関係

‎25~74歳の一般住民1,609名を最長14年間追跡調査した結果、広範囲にわたる慢性疼痛を持つ被験者は、疼痛のない被験者より死亡率が高いことが確認された。

タバコ、不眠、運動不足と関連

その死亡率上昇は、喫煙、睡眠障害、身体活動低下と関連していた。
( PubMed. Disabil Rehabil. 2009;31(24):1980-7)

こちらも痛みが一か所ではない人ですね。カイロプラクティック治療を初めて受ける人も問診表に何か所も不具合を図示する方が多いです。そして既に活動量が低下していることが多いです。

慢性疼痛はできるだけ無くしておくことをお勧めします慢性化を防ぐには、急性痛治療がポイント

慢性疼痛は寿命を縮めてしまいますから、長生きをしたい方はある程度痛みをとった方がよいでしょう。急性期のうちに治してしまいたいものです。そのためには、迷信や神話ではない正確な情報と、根拠に基づく医療によるオーダーメイド・メディスンが重要になります

慢性痛がある人は、高齢期の死亡率と発がん率が高いです

イギリスの調査で解かった身体の痛みと癌や死亡率の関連性

英国は国をあげて疾患の統計学的な集計を行っています

88,000例以上を対象としたコホート研究(集団追跡研究)により、筋骨格系疾患を持つ患者の死亡率と発がん率の高いことが判明。 

腰痛や股関節痛はいずれもトップ2の原因

死亡率が高いのは ①股関節痛 ②腰痛 ③肩関節痛の順で

発がん率が高いのは ①腰痛 ②股関節痛 ③頚部痛の順だった。

しかしその理由は不明 (JordanKP CroftP. 2010 Mar)

時代が進めばさらに詳しいことが解ってくるのでしょうが、何しろ腰痛や股関節痛は死亡率・発癌率が上がるようです。この2つがあると、とても普段から有酸素運動をしようなんて気持ちにはならないでしょうからね。

かなり痛くなってからでは遅い場合もありますし、痛みをとっていくのに時間がかかってしまうことも少なくありません。

壮年期25~44歳の慢性疼痛に関係があるトラウマ体験

「小児期に体験した不幸な出来事(交通事故による入院・親の死亡・両親の離婚・親のアルコール依存・貧困家庭)が
壮年期における広範囲な慢性疼痛の予測因子であることが判明。トラウマとなるような体験は慢性疼痛の発症と重症度に関連しています。」
(2009 May,Gones gt et at al)

こればっかりはどうしようもないか。私も親がお酒大好きでしたから。考えようによっては何も苦がなく育ってきてる人の方が少ないから、大事なのは今何ができるかということですよね。

院長の見解品川区中延で慢性痛の治療ならカイロプラクティックそのまんまサンシャインへ

多くの方は慢性痛を甘く見ているのですが近年の研究でこれだけの事が解ってきています。癌になれば創造を絶する費用がかかることは言うまでもありません。

これは痛みがある状態は不快な状態でありますし、抑うつ状態でもあることが伺えます。当然活動性は低下しますし、運動量も減る事も考えられます。
発癌率や死亡率というのは日々の運動量が上がればリスクが下がってくることが解っています。

41万人以上の成人を8年以上追跡した台湾での前向きコホート

92分/週あるいは15分/日の運動群(low群)では、非運動群に比べて全死因死亡率が14%低下し平均寿命が3年延長した。最低でも15分/日以上の運動量の集団では、運動量がさらに15分/日増加するごとに全死因死亡率が4%(95%信頼区間:2.5~7.0)ずつ低下し、がんによる死亡率が1%ずつ減少した

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21846575

無投薬治療で背骨を毎日見ていると、面白いことも解ってきます。痛みのある方はとにかく背骨が硬いです。あらゆる手段をとって、なんとか大黒柱を復活させていくことが大切です。

そして動いているのが気持ちいいと思える状態まで作っていくと、自然と運動をするものだと私は思います。

慢性痛の回復のしかた

慢性痛は定義上は3ヶ月以上つづく痛みです

慢性痛(3ヶ月以上痛みが続いている状態)は痛みが生活の一部となっている為に魔法のように痛みが消えることは稀です。通常は来院回数を重ねることで、徐々に回復していくものです。

身体各部位と認知行動療法等による精神と肉体のリハビリテーションが必要です。

痛みの減り方の図

 

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