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伊藤孝英
院長
ロイヤルメルボルン工科大学健康科学部カイロプラクティック学科日本校卒業。B.C.Sc(カイロプラクティック学士), B.App.Sc.(応用理学士)。従来の筋骨格系障害としての腰背部痛から生物社会心理的要因としての腰背部痛へとシフトチェンジ。鬱や不安障害にも着目したマルチモデルでヒューマンケアしています。

妊婦のカイロプラクティック・ケアは安全で効果的

妊婦さんはホルモンバランスの変化、体型の変化、で骨盤帯の痛み、腰痛、肩こりなどの筋骨格系症状を感じやすいです。

妊婦へのカイロプラクティックケアは世界中で行われており、質の高い研究においてもある程度の効果が認められています。

目次

腰痛妊婦のカイロケアは世界で標準的

日本で妊婦さんはマッサージの方が遠慮したり、施術を敬遠しがちケースがちです。

世界的には妊婦さんに対してカイロプラクティックのような背骨のケアや、マッサージは一般的におこなわれています。

妊婦への脊椎マニピュレーションやマッサージが医学的にみて効果的であることも研究で明らかです。

2016年の研究

腰痛と骨盤周囲の痛みは妊娠中によく見られ、女性は一般的にマッサージ、脊椎マニピュレーション、カイロプラクティック、オステオパシーなどの補完的な手技療法を利用して症状を管理している。

今後の研究が必要であるものの、10件の研究を報告する11件の記事によるメタアナリシスによると、医療による通常ケアやリラクゼーションと比較して、痛み軽減には徒手療法の方が優れている。

Hall H, Cramer H, Sundberg T, Ward L, Adams J, Moore C, Sibbritt D, Lauche R. The effectiveness of complementary manual therapies for pregnancy-related back and pelvic pain: A systematic review with meta-analysis. Medicine (Baltimore). 2016 Sep;95(38):e4723. doi: 10.1097/MD.0000000000004723. PMID: 27661020; PMCID: PMC5044890.

カイロプテーブルはお腹に優しい

妊娠後期の方は横になって施術を行いますが、中期までならうつ伏せになることが出来ます。

専用のテーブルがある治療院では画像のようにうつ伏せになってもお腹に負担がかからないように段差をつけて施術します。

妊娠期間は体調が大きく変化する方が多いものですから、身体のケアを通して心身の安定をサポートします。

カイロプラクティックテーブルのアブドミナルセクション
カイロプラクティック専用テーブルですので、お腹の部分に負担が掛からないように変形させられます

関節を素早く動かす脊椎マニピュレーション(背骨の矯正)は希望をお聞きして、無理には行いません。

その場合は筋肉操作や関節をゆっくり動かしてあげることで、腰や肩の周りの症状を緩和させるよう努めます。

流産の心配

さて妊婦さんで一番気がかりなのはお腹の中のお子様の安全性についてだと思います。

施術を受けることはもしかして胎児にダメージを与えてしまうのではないか

という事だと思いますが、お腹に負担のかかる施術は行いませんし、無理な体勢での施術も行いません。

カウンセリングの様子
院長の説明風景

妊娠12週までの方に理解して欲しいこと

カイロプラクティック・ケアによって流産のリスクは高まりません。しかし妊娠初期の時期に残念にも流産してしまう事があります。

施術に限ったことではないですが、知っておいて欲しいこと。

妊娠12週までの初期流産は母体が原因ではなく赤ちゃんの問題、つまり染色体異常などでうまく成長できず流産になる場合が多いということ。

妊娠初期の方は、カイロプラクティックケアを受ける際にご理解頂きたいことです。

そのまんま

もし流産してしまったとき、母親が「あの時カイロプラクティックが原因かも?」と考えて自分を責めてしまうようならば、妊娠12週目まではカイロプラクティックは避けた方がいいでしょう。

体重増加で椎間板ヘルニアはない

妊娠中に腰痛になると、「腰が壊れているのでは?」「椎間板ヘルニアになっていたらどうしよう」と心配する方もいらっしゃいます。心配はご無用です。

そのまんま

妊婦の腰痛は、生活の変化による腰部筋膜群への負担、出産への不安などからくる心理的な側面からの腰痛が多いと考えられます。

妊婦54名と非妊婦41名の腰部椎間板をMRI比較

結果:椎間板異常は妊婦群で53%、非妊婦群で54%、椎間板ヘルニアは妊婦群で9%、非妊婦群で10%、椎間板膨隆は両群とも44%

と差がなかったことから、妊娠で体重が増加したり腰部の構造が変化することで椎間板が潰れることはなく安全。

Weinreb JC, Wolbarsht LB, Cohen JM, Brown CE, Maravilla KR. Prevalence of lumbosacral intervertebral disk abnormalities on MR images in pregnant and asymptomatic nonpregnant women. Radiology. 1989 Jan;170(1 Pt 1):125-8. doi: 10.1148/radiology.170.1.2521192. PMID: 2521192.

不安や筋肉負担を取り除く

妊娠中の腰痛や肩こりは、筋肉のコリや、心理的不安のあらわれです。

あれこれ心配したり、不快を引きずっていると感情的になってしまう機会が増えていきます。

出産、子育て、周囲の人間関係構築、維持などに心配、不安になりすぎるようならばならカイロプラクティック・ケアを受けましょう。

不快が感情に及ぼす影響(別ページへ)

妊婦期間中の精神の安定はホルモンの分泌の安定にも繋がります。良い状態の積み重ねが丈夫で元気な出産につながっていきます。

カイロプラクティックを受ける理由は、筋肉を緩め、関節の動きを良くして、無理のない身体動作の練習をし、正確な情報を得て安心することです。ご自身の身体の信頼を取り戻し、出産という神秘的体験の準備をしていきましょう。

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