5年以上ある腰痛へマイオセラピー
目次
きっかけはバイクで倒れたことか?
中高生の頃から度々(年に5回ほど)腰痛があった。姿勢が悪いことが原因であるとメディカルDr.4人に言われてきた。「このまま行くと最後は手術だね」と全員から指摘をされたという。
出来れば手術はしたくないし、カイロプラクティックは?と友人に勧められて来院
25代男性 大学院生 千葉県在住
- 今回の腰痛は2日前に遊びでバスケットをやったのがきっかけ
- 痛みが出そうな時は薬を飲んでしのいでいる
- 2か月おきくらいで腰痛になっていて、このままいくと手術?という不安が強い
- 一番最初に腰痛になったときはバイクで倒れた時に腰を打ったからかもしれない
【心理社会的因子】
慢性腰痛における心理社会的因子の影響に関しては、現在数多くのエビデンスがある。
最近の前向きコホート研究数件から、心理社会的因子はこれまで考えられていたよりさらに早い段階で重要であることが示された。
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不安が強いので、相談者には手術は全く必要ないということを第一にお伝えしました。不安=痛みです。
そもそもほとんどの腰痛疾患に手術は必要ありません。
状態:症状は5年以上、2月毎に顕著
- 重い痛みがVASで6/10の痛みがある
- 基本的には症状は5年以上の症状つづいている
- 2か月毎に生活に支障があるレベルで腰痛が顕著に
- 腰が壊れていると思っている
検査と施術
起立筋群の筋肥大と線維化
- 長年の姿勢の影響からか、胸腰移行部の筋肥大が目立つ
- 当初はカイロプラクティックで5回施術して腰痛が無くなるレベルになる
- この5回の間に手術に必要性は全くないことをエビデンスを基に繰り返し伝える
- 慢性腰痛に属するので痛みが出たり出なかったりする状況からマイオセラピーに切り替える
- それ以来2~4週おきにメンテナンス治療としてマイオセラピーを受けている
腰椎手術予定の患者122名に心理テストを実施し、疼痛・機能障害・就労状況を1年間追跡調査した結果
心理的苦痛(不安や抑うつ)が少ないほうが疼痛改善率も職場復帰率も高かった。
心理的苦痛は慢性腰痛の治療成績を左右する。
上記の被験者は手術をせずに追跡した結果です。本症例に合致する内容となります。
ご感想: 回復し手術も考えなくなった!
お陰様で手術のことは考えなくなって、国の両親も喜んでいます。
マイオセラピーは最初痛かったが慣れてくると、そこまで痛くはないです。
院長コメント:順調に回復
腰痛疾患は基本的に整形外科的や神経学的な問題ではなく、手術を必要とする対象ではありません。適切な管理で99%以上の患者が痛みを回避できます
Rosomoff HL, Rosomoff RS. Low back pain. Evaluation and management in the primary care setting. Med Clin North Am. 1999 May;83(3):643-62. doi: 10.1016/s0025-7125(05)70128-0. PMID: 10386119.
その後は運動療法も開始
明らかな柔軟性の不足があるため、予防もかねてスポーツクラブに通われることを決められました。素晴らしいことです。