ご質問ご相談も受け付け
0357493558の電話番号
Reservations for the same day can be made by phone.
ご質問があればお気軽にどうぞ
If you have any questions, feel free to ask.

available time ※aft = after anytime you want

※混雑時更新ができていない場合はご容赦ください。子育て中で変則的に早じまいすることがあります。

WEBライティングでの予約はこちら

伊藤孝英
院長
ロイヤルメルボルン工科大学健康科学部カイロプラクティック学科日本校卒業。B.C.Sc(カイロプラクティック学士), B.App.Sc.(応用理学士)。従来の筋骨格系障害としての腰背部痛から生物社会心理的要因としての腰背部痛へとシフトチェンジ。鬱や不安障害にも着目したマルチモデルでヒューマンケアしています。
新年度キャンペーン 初回問診カルテ作成料通常¥2500をいまなら¥1000

強マッサージでも解消しない肩こり

マッサージは肩が凝っているときにとても効果があります。歴史は古く、古代中国では既に肩こりへのマッサージが行われていました。

マッサージも受けるのに慣れてくるとある程度強い刺激を求めるようになります。強いマッサージを受けても満足感が得られない場合は、首や背中の関節に原因があるのかもしれません。

このページは凝り過ぎて「肩の感覚がない」と訴える方への背骨の調整が、どのような効果をもたらしたか解説するページです。

目次

肩凝り過ぎで消失してた「感覚」が戻る

肩こりは酷くなると感覚が消える

たまにある相談ですが、肩の筋肉が固まりすぎて、肩こりの部分が麻痺をしている状態。

血流不足なのか、感覚神経が働かなくなっているのか?ストレッチやマッサージをしても変化がない方が一定数いらっしゃいます。

カイロプラクティックは神経の流れを改善させるというコンセプトで背骨のケアをしますから、施術の後に「肩の感覚が戻る」という場合も少なくありません。

もっともカイロプラクティック・コンセプトの「神経の流れが良くなる」という部分はさまざまな研究が行われてきているものの、きちんとした生理学的な研究結果は未だ出されていないのですが、このコンセプトに合致するような症例も多くあります。

この症例はその中の一つです。

問診

20代女性。肩こりが中学生からある。トロンボーンを吹いていたころから約10年あるが就職してからさらに強まった。

肩こりが常態化して重ダルイ感じがいつもある。おすすめのマッサージや、ストレッチポールなどを試しても大きな効果がない。

普段はデスクワークをしているため座っている時間が長い。 パートナーとマッサージに行くこともあるが、強いマッサージ、指圧を受けても肩、首回りの感覚が無くいつもスッキリしない

状態

  • 背中の状態一概に悪いとは言えない
  • 頚部、胸部移行部の機能不全
  • 強い指圧などを受けて来られた方のアルアルで背骨の際の部分は「しっかり押して貰っているなあ」という印象
  • 柔軟性も元々あるようで、前屈して手のひらが地面につく
  • 上部僧帽筋の肥厚以外は大きな問題はみられない

カイロプラクティックとしては第7頚椎と第1胸椎が作る関節の機能を回復させてあげることが大事だと考えます。

カイロプラクティックの施術

オーソドックスなカイロプラクティック、つまり筋肉の緩和操作と背骨全体へのアジャストメントを行う。

カイロプラクティックが初めてということもあり、まずはオーソドックスなカイロプラクティックを受けてもらう。

マッサージと違うところは、背骨のアジャストメント(高速低振幅の操作)があるところです。この方は頚椎7番と第一胸椎の間の関節が動かなくなっていました。

自称カイロプラクティックをうたっていても、このアジャストメントが無いとカイロプラクティックと呼べません。

  • 勿論整体や理学療法士の先生でも、この脊椎矯正を行う方もおられますが、正確に動いていない関節を同定して、必要な方向にアジャストメントするには正規のカイロプラクティック教育を修了している方を探しましょう。

結果;感覚が戻る

全身の関節

背骨の矯正(アジャスト)後に触って確認をすると、軽めタッチにおいても感覚が敏感になって、アジャスト前には感じられなかった「痛い」という感覚を訴えられるようになった。(いわゆる好転反応です)

鈍くなっていた感覚が戻ったといっても良いと思います。

一度の施術だったので、その後どうなっているかは不明ですが、マッサージや指圧を受けても感覚が戻らないような方は、カイロプラクティックによる背骨の矯正を受けることも検討してみてください。

人間の身体はファシアでつながっていて連続体になっていますので、筋膜から靭帯、関節といった一連のタンパク質構造がコリ感をだします。

この関節部分にあたる関節包靭帯や関節面からも感覚としての「コリ感」が出ると言われています。

抹消の神経は自由神経終末(ポリモーダル受容器)が一番多く存在しており、その働きは様々な(ポリ)形(モデル)で臨機応変に変化すると言われています。

この症例のようにカイロプラクティックのアジャストメントに効果があるのは、これらのポリモーダル受容器への入力刺激に変化を起こさせることも関係しているのではないかと私は思います。

目次