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伊藤孝英
院長
ロイヤルメルボルン工科大学健康科学部カイロプラクティック学科日本校卒業。B.C.Sc(カイロプラクティック学士), B.App.Sc.(応用理学士)。従来の筋骨格系障害としての腰背部痛から生物社会心理的要因としての腰背部痛へとシフトチェンジ。鬱や不安障害にも着目したマルチモデルでヒューマンケアしています。
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肩こりと頭重感が主訴

肩こりが悪化すると、頭痛が出てきます。いわゆる筋緊張性頭痛と呼ばれるものです。緊張性頭痛はマッサージを含む手技療法、脊椎矯正、心理療法が効果的です。

カイロプラクティックの症例を通して基本的な考え方を学んでいきましょう。

目次

肩こりと頭重感が半年続く30代女性

疼痛図
実際に図示してもらった痛みの図
  • 肩こりと頭重感が半年以上続いている
  • MRI、MRAなど医療機関で精密検査お行うものの頭重感の原因が不明で困っている
  • 整形外科でレントゲン撮影にてストレートネックと首が長い事が原因と言われたこともある

肩こりはまだしも頭重感が半年も続くと気分も塞ぎがちになり精神衛生上も良くはないです。

肩凝りと頭重感が主訴の方へのカイロプラクティックによる症例報告です。

来院時、肩こりと頭重感は半年以上続いている

  • 半年以上続く頭痛(肩こりと頭重感)
  • MRAで脳血管障害の原因は除外できている
  • 漢方薬を処方されている
  • 医療機関ではこれ以上打つ手なし
  • 肩こり
  • 貧血、冷え性

6カ月も頭重感がつづいていると、当然抑うつ状態になります。ネットで情報を集めると脳血管障害を最初に心配される方もおられます。この症例では既に医療機関を受診しているので、その心配は除外した上でのカイロプラクティック・ケアになります。

問診・検査によりわかったことは、昔は肩凝りも無かった

運動習慣もあり緊張性頭痛のリスクが低いにも関わらず、頭痛が続く場合は首、肩の使い方に問題がある場合が多いです。

  • スポーツジムには2年通っている
  • ある日突然頭が重いと感じた
  • 整形外科で首の長さとストレートネックが原因と伝えられた
  • 体幹の筋肉の弱さが目立つ
  • 筋肉のトーンは低め
  • 後頭部の表皮のツッパリ感、頭蓋骨の可動性低下、前頚部筋群の緊張

施術の経過と症状の経過

  • 2回頭蓋仙骨療法行うことでひとまずの頭重感は消える
  • 3回目は6週後に自己判断で来院していただき、マイオバイブを肩回りにあてる
  • その後継続して1週間に1回の来院を5週、その間必要な体操などをお伝えしていく
  • ピラティスが良いとのアドバイスをお伝えするとご自身でピラティスジムに通ってくださった
  • 来院期間を延ばしていき、3か月後には月一回のメンテナンス治療に移行する

筋骨格系が原因で、3カ月以上症状が続く場合は慢性症状になります。その場合は、受身の治療は徐々に減らし、能動的な治療を増やさないと回復しません。

この方が回復に早期に向かったのはご自身でピラティスのレッスンやヨガに直ぐに足を運ばれたのもあるでしょう。

院長:ストレートネックと症状は関係ない

機能を高める

先ず第一にストレートネックと肩こりと頭重感のような、首回りの痛みは関係ないという科学的根拠はありません。このことをを知ってもらうことが一番大切です。

残念なのは、真面目に機能的なアプローチをしようとしない医療機関が多いことと、ストレートネックをマーケティング用語に使用して集客している同業者が多いことです。

日本の現状を考えると多くの場合、肩こりと頭重感が主訴の場合、余程症状がひどくなったり、他に打つ手がない場合を除いて最初から、徒手療法を選択することは少ないと思います。

社会的な認知度がまだまだなことと、保険が適応しないからです。ですから1.2回の来院で何とかなると考えがちですが、慢性的に症状が続いている場合は少しずつ良くなって良い状態が定着するのにもある程度時間が必要だとお考えください。

心身一如

デカルトから始まる機械論的世界観はカイロプラクティックには不向きで、連続性の中に症状があるとお考えになったほうが賢明です。

この方の肩凝りと頭重感は、頭の骨の継ぎ目が硬くなっていて、それを覆う表皮や筋膜、骨膜等が痛みを出していました。勿論その部分だけが硬くなっている訳ではなく、近くの頚や肩にも影響が出ています。首や肩が先に硬くなってきていたのかもしれませんが、症状が出た後には証明のできないことです。

そして何故そこが硬くなっていったかと言えば体の動かし方に原因があります。何故そのような動かし方になったかは相談者の歴史そのものですから、いろいろな解釈の仕方があります。

頭蓋骨の骨の継ぎ目と、頚部の徒手治療、振動療法、運動療法により良い状態を維持できるようになった30代女性の症例報告です。肩こりと頭重感といった、似たような状態でお困りの方はお気軽にご相談ください。

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