再発性の腰痛の原因が明確になった症例
目次
腰痛のきっかけは2年前のBMX
40代男性事務職
- 2年前から続いている腰痛が無くなれば嬉しい
- 急性腰痛は人生で3回経験している
- 2年前は自転車のトライアルのジャンプで腰がヌルっとなった
統計的には1度ぎっくり腰になると80%以上の方は、1.2回は再発します。ですから2.3回目のぎっくり腰でも落胆せず、皆そうだからと捉えることも大切です。
カイロプラクティックのメンテナンスケアを受けていると、ぎっくり腰の予防はできないのですが、2回目、3回目のぎっくり腰になった時に「程度が軽くて済む」ということは、質の高いエビデンスレベルで証明されています。
来院時の痛みと状態:症状は2年間つづいている
- 2年前の自転車での着地時から続いている
- 18歳の時に初めて経験したぎっくり腰から慢性的な腰痛を抱えている
検査と施術:前屈力の低下
- 前屈は+20㎝とハムストリングスが硬い
- カイロプラクティックの後は腰痛は無くなる
- 週に1回のカイロプラクティックを10回行っていく中で、再発する時の条件が明確になる。理由は回復過程の時にBMXバイクでジャンプの練習をすると再発
- 完全に回復するまでBMXは控えていただき、腹筋群を付ける宿題を行ってもらう
カイロプラクティックの仮説診断としては、腹筋群の機能低下を伴った脊柱機能不全になります。
結果的に腰痛の全くない生活を迎えることが出来きました。
問診の大切さ
腰痛の再発を繰り返している方は、何かしらの再発する条件があることが多いです。
発症のキッカケがバイクだったので、私も早く気付くべきでした。毎回問診はしているのですが、ご本人も含めて納得できるようになるには時間がかかることもあります。
現在この方は5週間に1回のマイオセラピーでメンテナンスに来てくださっています。その後の腰痛もなく、充実した日々を送られているようです。
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