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伊藤孝英
院長
ロイヤルメルボルン工科大学健康科学部カイロプラクティック学科日本校卒業。B.C.Sc(カイロプラクティック学士), B.App.Sc.(応用理学士)。従来の筋骨格系障害としての腰背部痛から生物社会心理的要因としての腰背部痛へとシフトチェンジ。鬱や不安障害にも着目したマルチモデルでヒューマンケアしています。
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産業医に鬱と診断 強い肩こりと頭痛

産業医にうつ病と診断を受けた後、カイロプラクティックを肩こりと頭痛を訴えて受診した方の例です。回復に必要な要素を得るヒントになれば幸いです。

産業医とは別に、心療内科にも通いながら、肩こり、頭痛の改善目的でカイロケアも行ったケースです。

目次

身体の痛みと鬱は大いに関係

うつ病だと身体も痛いと感じやすい

状況にもよるのですが抑鬱状態や不安と体の痛みは関係しています。

あまりに落ち込みが大きい場合は施術をしてもなかなか回復に向かいません。
これは脳の状態が低下していて前向きになれないと、どうしても身体の痛みとしてご自身の苦しい状況を表現するからです。

■WHOのデータから5大陸14ヵ国のプライマリケアを受診した25,916名の患者を抽出して行なった身体症状と気分の落ち込みに関する国際的研究によれば、気分の落ち込み患者の69%が主訴として筋骨格系などの身体症状を訴えていたことが判明。

Gureje O, Von Korff M, Simon GE, Gater R. Persistent pain and well-being: a World Health Organization Study in Primary Care. JAMA. 1998 Jul 8;280(2):147-51. doi: 10.1001/jama.280.2.147. Erratum in: JAMA 1998 Oct 7;280(13):1142. PMID: 9669787.

社会的にどうしても苦しい時は思い切って産業医に相談してみることも必要ですが、本来は家族や地域で支えあうことで、半年ほどで回復していくものです。

大切なのはお薬に頼り過ぎないことだと思います。

強い肩こりと頭痛

東京に転勤してきて約半年、何かと忙しい生活を送っている40代男性の症例。

気分が優れずに心療内科で抗うつ薬を処方された状態でカイロプラクティックを受診。お勤め先の産業医にも鬱であることが告げられている。

男性

肩・首痛があります。
5年前までは週に1.2回のランニング習慣があったが今は運動していなません。
歩いたり、走ったりすると腰の痛みが増すからです。

そのまんま

そうですか、この症状で病院等他の医療機関にかかったことはありますか?

実際に抑うつ感を訴えたのは4回目の来院時になります。初診時に伝えることができないことはよくあります。身体が楽になってくると「喋ってもいいかな?」という気持ちも出てきます。

状態:腰部はヘルニアの診断歴有

男性

7年前にヘルニアの診断を受けています。今回の痛みと関係あるか分かりませんが、ランニングをしようとしても辛くて走れません。

疼痛図では首、肩、背中と広範囲にピキンとした痛みがある
筋肉がつるような、刺すような、痺れるような痛みが各所にある

そのまんま

ちょっと大変そうだねえ、簡単な検査をしましょう

検査:明らかな首、腰の可動制限

そのまんま

首を倒したり、右に回す動作に制限があるねえ

身体全体の柔軟性も低下が目立ちます

視診では肌の張り、つやがなく血行が悪い印象

筋操作とアジャストメント、簡単なストレッチをお伝えしますね。

1-3回目の施術後は楽になるが、数日で元に戻ってしまう印象。疑問だったので問うてみる

4回目の治療後に「現在仕事でかなりのストレス状態にある」と告白される

そのまんま

かなり疲労されているようですし、仕事の調整を含めた相談が産業医とできるなら、してみてもいいかもしれませんね。

ご本人の判断で産業医に相談して休職をすることになりました

なかなか初めての来院時から見ず知らずの人に詳しい状況を話せというほうが難しいものです。

2回3回と来院を重ねる内に、話してもいいかなと話してくださる方も少なくありません。

大丈夫ですよ、と背中を押してるうちに「話してみようかな」という気になってくだされば私の役目は果たされたとも言えますから。

ご感想

男性

おもいきって休職して良かったです。 
肩こりや腰痛が心理的なものからも起こるとは考えてもいませんでした。
心療内科でもらっていたお薬も半年で服用しなくても生活できるようになりました。 
この半年間が回復に必要な期間で、カイロプラクティックが無くても薬が必要なくなってたかもしれませんが、方向性を変えてくれたとは確かです。

院長コメント:心身一如

何度かカイロ治療をして普通に回復傾向に向かわない場合は社会的な要因、心理的な要因が背景に隠れている場合が多いものです。イエローフラッグやブラックフラッグと呼ばれる社会的な因子です。

これらのことはWHOの調査でも明らかにされていて、われわれアジア人は抑うつ状態を「身体の痛み」として表現するケースが70%以上です。

双方のメリットを活かして

カイロプラクティックと医学では考え方の方向性が違います。どちらが優れているということではありませんが、結果的に相談者にとって有益であればそれが最善です。

本症例では心療内科にも通いつつ、カイロケアも行うというチョイスを相談者自身がおこない、健康をとりもどしていった症例です。

筋骨格系や内臓の状態も抑うつ状態に大きく影響します。日々の生活が楽しくない方はカイロプラクティックも選択肢の一つとしてお考えください。

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