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辛い腰痛…原因っていったいなに!?

巷では様々な腰痛の原因が語られています。

カイロプラクティックの臨床を10年以上行ってきた立場からすると、多くの情報は腰痛の原因として真実だといえるし、嘘であるとも言えます。

最近ではエビデンスに基づいた治療法が各疾患に対して行われていて効果の上がらない治療法は特に保険適応治療では淘汰されてきています。もちろん腰痛の原因を考える上でも重要な事ですよね。

カイロプラクティックのアジャストメント(骨盤や背骨の矯正)は急性腰痛や慢性腰痛にも効果があることが大規模調査で明らかになっていますが、理由は関節も腰痛の原因の一つだからです。

カイロプラクティックの臨床を10年以上行ってきて気づいたのは、腰痛の原因はいろいろな要因が組み合わさっているので、「腰痛の原因はコレ」という風にひとつに特定しない方が良いということです。

このページでは、これまで語られてきた腰痛の原因、例えば椎間板、骨盤のズレ、老化、腰への負担、筋膜、ストレス、脳、鬱など、カイロプラクティック臨床経験で気づいた腰痛の原因の実態をなるべく解りやすく解説していきます。

腰痛をわずらっている方やコメディカルを含めた医療関係者の方の参考になれば幸いです。

目次

  1. 腰痛の原因を探る
    1. ストレス
    2. 骨盤のズレ
    3. 椎間板の変形
    4. 老化
    5. 腰への負担
    6. 筋膜
    7. 欝(うつ)
    8. トリガーポイント
  2. 結論

1. 腰痛の原因を探る

最近、日本でも腰痛の原因はストレスであることがメディアでも取り上げられるようになってきました。

主要各国の腰痛ガイドラインにも「ストレスマネージメントが大切」ということで、特に初診時にストレスの有無を質問することの重要性が挙げられています。

オーストラリアの疫学研究によると、

腰痛発症率は30代が最も高く、全体の有病率は60~65歳まで増加するがその後徐々に減少する。危険因子として低学歴・ストレス・不安・抑うつ・仕事への不満、職場の社会的支援が乏しいなど。

参考:http://1.usa.gov/HmNaQO

日本の腰痛診療ガイドラインでは腰痛の原因としてストレスとの関連性が指摘されていますが、具体的な対処方法には言及されていません。

腰痛診療ガイドラインに掲げられているくらいなので、腰痛発症やギックリ腰から慢性腰痛へ移行する原因であることは確かです。

1-1. ストレス

ドイツでの生きた人間の筋膜研究では、ストレス環境下では筋膜が直接、痛み物質を放出することが判ってきています。ですからストレスというのは腰痛の原因の一つですが、ストレスだけ特にマネージメントすれば十分かといえば、急性腰痛の場合は可能だと思いますが、患者さんの満足度は低いものと考えられます。

亜急性期や慢性期の腰痛の管理にはストレスマネージメントだけでは不十分だと私は思います。

理由は2つあって、ひとつは実際に腰の筋肉にこわばりが出来はじめていることが多いことと、2つ目は脳が痛みを記憶し始めるからからです。

雑談presidentの医療の裏側特集、腰痛の原因にもあるように、無意識下で、腰の状態を脳がどう判断しているかが関係してくるからです。ですからストレスが腰痛の原因ではあるけれど、それだけじゃないと私は思います。

1-2. 骨盤のズレ

カイロプラクティックや整体院の状態を見ていると「骨盤のズレ」が腰痛の原因であることがよく謳われています。この骨盤のズレが腰痛の原因なのでしょうか?

先ずカイロプラクティックの立場から言えることは、少なくともカイロプラクティックの治療においてはズレを治している訳ではありません。関節の動きを取り戻すためにアジャストメントしています

それを踏まえた上で、レントゲン上での骨盤の非対称性についてのエビデンスは

腰痛患者144名と健常者138名を対象に骨盤の歪みを厳密に測定して腰痛との関連を調べた結果、どのような臨床的意義においても骨盤の非対称性と腰痛は関連していないことが判明。骨盤の歪みが腰痛の原因というのは迷信に過ぎない。

参考:http://t.co/iEvQzim

骨盤や背骨のズレではなくて、関節の動きを取り戻しています。

腰痛に対する脊椎マニピュレーションに関する論文58件をメタ分析した結果、3週間以内に腰痛が回復する確率は50~67%だった。急性の非特異的腰痛には一時的な効果があることが判明。

http://t.co/R9DMmIJ

この数値がなぜ60%前後なのか。これは患者さんの社会的環境がストレスフルな環境であると、
職場環境、個人的なストレス問題、もっと深刻な原因などがある場合は、それらが腰痛の原因なので、その環境やストレスにアプローチをしていかない限り回復に向かいません。

ですから腰痛の原因の一つである骨盤を矯正することで急速に回復に向かう場合も多いですが、そうでない場合もあると言えます。

重要なのは骨盤のズレだけが原因なのではなく、その背景に患者さんが直面しているストレスや環境がないかどうかを知る必要があります。患者さんの中には、ストレスや環境に自覚がなく、腰痛の悩みを訴えるケースもあるので、問診やコミュニケーションの中で確認していく必要があるのです。

1-3. 椎間板の変形

「レントゲンを撮って骨と骨の感覚が狭いですね。椎間板が潰れているので腰痛の原因は椎間板ですね。」というやり取りがあることは良く聞きます。果たして椎間板の変形が腰痛の原因なのでしょうか?

皆さん椎間板の摘出手術をしたけど、腰痛は残ったという話は聞いたことありますか?

統計的には手術の直後から1.2カ月ほどは痛みが少なくなることが知られていますが、その後はまた痛みが出てくるようです。

なぜか?椎間板が腰痛の原因ではないからじゃないでしょうか?

手術を受けた患者の5~50%は、症状がまったく変わらないか、もしくはさらに悪化する脊椎手術後不全症候群(FBSS)に陥る
(Bogduk N, Med J Aust, 2004)

国際腰椎学会のVolvo賞(車の安全性世界一が協賛している腰の骨の学会での最高賞)を受賞した論文を2つ紹介します。

物理的因子が異なる一卵性双生児をMRIで比較した結果、椎間板変性は仕事やレジャーによる肉体的負担・車の運転・喫煙習慣よりも遺伝的因子の影響を強く受けている (Battie MC. et al, Spine, 1995)

健常者の76%に椎間板ヘルニアが、85%に椎間板変性が存在し、手術適応との差は職業上の問題(仕事上のストレス・集中度・満足度・失業)と心理社会的問題(不安・抑うつ・自制心・結婚生活) (Boos N. et al, Spine, 1995)

とは言えカイロプラクティックの教科書の中にはSchwarzerらの研究による椎間板性腰痛があるとするものもあり、解剖学的には椎間板に回り込む痛み神経が有るという研究もあります。

一方で通常痛みに反応する自由神経終末の一部といわれているタイプⅣの関節受容器はワイク(1972)の研究によって椎間板に存在しないことも言われています。

このような解剖学的なことは解剖学者でないと実際に行えないところなので想像する以外にありません。

いずれにせよ臨床上重要なのは、上記の論文を参考にすると、腰痛が無い人の約80%に腰痛椎間板ヘルニアや腰椎椎間板変性があることから、私は椎間板自体が腰痛の原因ではないだろうという立場です。こういうヘルニアは無症候性のヘルニアと言います。

1-4. 老化

腰痛の原因は加齢という考え方もありますが、1972年の整形外科ムックによると腰痛の一番多い年代は40代だそうです。

10代20代の方からすると40代は倍生きている訳ですから老化が腰痛の原因とも言えますが、50代、60代、80代と年齢が増すにつれて腰痛は減ってくるわけですから、老化が腰痛の原因ではないということです。

ある程度年齢を重ねると腰痛くらいあって当たり前なのかも?という考え方もあるかもしれませんが、この研究から言えることは老化が腰痛の原因ではありません。

また別の研究、「慢性腰痛治療の現状と課題―患者と医師の対話の中で見えてくること―」では慢性腰痛患者の半数以上は何も治療をしていない理由を、『治療に満足できない』を上げていますから皆さん腰痛治療を諦めているのかもしれません。

これは医療機関への調査なので現代の医療システムでは満足できないのだと思います。

ところで何故40代に一番腰痛が多いのか?

理由は40代は社会的な立場も上がり、子供も成長して心理社会的なストレスが多いからです。

1-5. 腰への負担

腰への負担が大きいのが腰痛の原因なのでしょうか?これも統計的には嘘になります。例えば長距離選手のように腰に負担が掛かる運動選手の腰や椎間板は丈夫にできていることが知られています。統計的にも下記のように腰への負担が腰痛の原因ではないことが言われています。

重量物の運搬・前屈み・腰をひねる・振動を伴う仕事が腰痛の危険因子とはいえない。ストレス・遺伝・幼少期の環境などの心理社会的因子も評価しなければ肉体労働と腰痛の因果関係は解明できない。

参考:http://1.usa.gov/VbSili http://1.usa.gov/WKS6G0

しかし現実的には運動選手や重量挙げの選手、筋肉隆々の方や引っ越し業者の方の中にも腰痛持ちの方がいらっしゃいます。

臨床上気づいたのは、必要以上に腰の筋肉に負担が掛かる背骨や骨盤の使い方をしている方は、言い方を変えると上手く身体が使えていない方は特定の部分に物理的負担が掛かっているので、あるところまで(痛みの閾値を超えるところ)筋が硬くなると腰痛を発症しているということです。

勿論発症の背景には、その時のストレス状況も腰痛の原因の一つとして見過ごせません。

1-6. 筋膜

ここ数年、筋膜という言葉がメディアでも散見されます。

近年の研究からも筋膜からの情報は神経よりも数百倍速く伝わるなど業界にもセンセーションが起きています。

私もかなりの部分が筋膜からだと考えていますが、筋膜さえコスっておけば腰痛が解決するかというとそうではありません。

まず筋膜の概念的なところで考えなくてはならないのは、筋膜は1枚の膜ではないということです。

例えば腰の筋膜を考えてみます。

筋膜は1層の膜ではない

すこし専門的になりますが皮下組織(疎性結合層、膜様層、疎性結合層)、深筋膜(浅層、中間層、深層と分かれ、浅層と中間層はそれぞれ外層、筋、内層)に分かれていて筋肉が幾重にも重なっていますから腰で考えるのなら10層以上、場所によっては20層以上ととても沢山の層に分かれています。

多くの方がイメージするのは浅筋膜という皮下組織にあたる部分の膜です。

確かに皮下組織と深筋膜の部分が一番痛みを出しやすいところと言われているので、この部分は腰痛の原因の一つだと言えます。この部分に浮腫みが起きていないタイプの腰痛では多くの方が筋膜の遊びが極端に少なくなっています。

浅筋膜という腰痛の原因の一つが減らせれば、幾分腰痛が減ることは確かです。

けれども深筋膜の深層、そのさらに奥にある筋肉の浅層、深層などからも痛みは出ているので直接外部からリリースするのは極めて困難です。

ヨガやストレッチで筋膜を伸ばす

ヨガやストレッチなどで全体を伸ばしたりする方法を日々行うのも大切です。この場合特定のポイントに腰痛の原因になるような筋硬結がある場合はそのこの部分は伸び先ず、周囲が代償的に伸びることが多いです。

さて問題は何故その部分の筋膜が硬くなったのか?ということではないでしょうか。

簡単に言えば「その部分を固めて使っているから」ということなのですが、腰を柔らかく使うということは簡単ではありません。

私も物腰の柔らかい男を目指していますが日々創意工夫を重ねて少しずつ柔らかくなるのを目指しています。それは腰痛の原因を減らすことでもあります。

そして筋膜が硬くなっているということは筋肉も、その筋肉で動かそうとしている腰の関節、骨盤の関節も動かなくなっています。

筋肉が動かないのに関節が動くはずありません。ですから多くの場合関節の動きをとり戻す脊椎マニピュレーションも必要ですし、そこを動かすことを憶えるためのリハビリテーションが必要です。

1-7. 脳

研究によると脳は幾つかの部分が腰痛と関連していることが明らかになっています。部分に分けてみていきましょう。

DLPFC

先ず脳のDLPFCという部位の不活性が慢性腰痛の原因だと新しい研究で言われています。

脳の事はまだ解っていないことも多いですが、頭の前の方にあることから、思考や創造性、ワーキングメモリー、反応抑制、行動の切り替え、プラニング、推論などの認知・実行機能、高次な情動・動機、意思決定過程などの役割を果たしているパートの一部です。

一言でいうと「人間らしさ」をつかさどる部位です。

カイロプラクティックの臨床で理解できるのは、多くの慢性腰痛患者さんは会話をしていて、創造性や思考力、行動の切り替え能力が著しく低下しています。

頭の前のほうの役割として反応抑制もありますから、腰などから上がってくる情報の抑制も関係しているのでしょう。

ですからDLPFCの機能低下、言い換えると脳の前の方の機能低下は腰痛の原因だとえます。

程度の差はありますが、腰からの不快情報の割合(腰でない場合もある)と、DLPFC不活性化の割合の兼ね合いだと言えます。慢性腰痛が長いと脳の一部が委縮することも指摘されています。

脳だけが慢性腰痛の原因という書き方のWEBサイトも散見されますが、私は痛んでいる部位とのバランスで考えたほうが良いという立場です。

扁桃体

次に扁桃体(へんとうたい)とよばれる部分に注目してみましょう。

この部分は進化論に基づくと魚類からある古い部分の脳です。

もともとは外界で敵が出現した時に「逃げるか?戦うか!?」と判断をするときに反応する生命保存の判断を迫られたときに活性化する部位と言われています。いわゆる恐怖や不安です。

ここが活性化していると脳の痛みを感じる部位(特に社会的な痛み)とリンクしているため慢性腰痛の原因と言えます。

魚類から爬虫類、多くの哺乳類は外敵があらわれた時に活性化する部位ですが、進化の過程を経て霊長類ホモサピエンスは幸か不幸か言語を獲得してしまいました。

研究で解ってきたことは人間の場合は「言語」、特に否定的な言語に反応するようになりました。

例えば「北朝鮮との戦争」などという文章は不安を煽ります。このようなイメージが生まれるような言語は扁桃体を活性化させます

「一生腰痛だ」とか「腰痛が悪化したらどうしよう」というイメージ、言葉も扁桃体を活性化させます。メディアで悲惨な事件やニュースなどにさらされ続けることは腰痛の原因のひとつとも脳科学では言えます。

瞑想やマインドフルネスで腰痛が軽減するのは前述のDLPFCを含む前頭葉が活性化して扁桃体の活動を抑える命令が出されるそうです。ですから扁桃体は腰痛の原因の一つと言えます。

1-8. 欝(うつ)

先述の脳にも関係しているのでしょうが、脳には着目せずに鬱という状態で考えてみましょう。

この研究は身体の痛みの研究ですから腰痛だけに限りませんが、WHO世界保健機関の研究では鬱は腰痛の原因とされています。

WHOのデータから5大陸14ヵ国のプライマリケアを受診した25,916名の患者を抽出して行なった身体症状とうつ病に関する国際的研究によれば、うつ病患者の69%が主訴として筋骨格系などの身体症状を訴えていたことが判明。

参考:http://1.usa.gov/XrCo73

また腰痛にうつ病や不安が重なると腰痛の重症度が高いので、うつや不安にも焦点を当てていかないと腰痛の原因を除去できないことも研究で解っていることです。

腰痛の原因を探っていく上で初診時にストレスチェックや鬱っぽいかを枠組みに入れておくことは重要です。

海外の腰痛治療の枠組みにおいては常識になっていて、危険因子がイエローフラッグ、ブルーフラッグ、ブラックフラッグという呼び方をして回復が芳しくない時には腰の痛みから目を離して、職場の環境などが腰痛の原因であることに目を向けていくことが明確にチャート化して方向転換するように教育されています。

カイロプラクティックの臨床上抑うつ感が強い方には初診時の回復率が悪く、容易に中期化することが予測されます。

早期に認知後療法などの心理療法を提案することも大切だと考えています。

慢性筋骨格系疼痛・うつ病・不安障害の間には強い関連がある。精神疾患の併存は過去3ヶ月の活動障害日数と関連し、疼痛のみでは18.1日、疼痛+不安障害は32.2日、疼痛+うつ病は38日、疼痛+うつ病+不安障害は42.6日。

参考:http://1.usa.gov/vndBSW

1-9. トリガーポイント

筋膜とも関わるのですが、トリガーポイントという筋硬結(きんこうけつ)も腰痛の原因といえます。

筋肉の塊が腰にあるということは筋膜も硬くなっている、浅筋膜の遊びも少なくなっているからです。

多くの慢性腰痛は筋肉の塊を触知する事ができます。

研究によるとトリガーポイント注射に効果は少なく、一番いいのは指で押してあげること。そこの部分の血流を改善させることが大切です。ホット&コールドで局所的に温めたり冷やしたりするのも効果がありますが、指の力の強い人に押してもらうのが一番効果的です。

トリガーポイントは腰痛の原因ではありますが、根本治療を考えた時に何故そこにトリガーポイントができたのかを考えていかない限り解決しません。また同じ場所にトリガーポイントが出来てしまうからです。

筋膜の項で説明したように、トリガーポイントを起こしている筋に関連する関節にも影響ありますし、日常生活動作のリハビリテーションをしていかない限り繰り返しトリガーポイントが同じ場所に形成されることが予測されます。

「私は腰痛持ちで…」なんて話をする方は、リハビリテーションまでしていない方だと思います。

2. 結論

腰痛の原因は「これだ!」なんて決めつけないほうがいい。

私も含めて多くの方が単純明快な腰痛の原因を知りたいと思うところですが、腰痛の原因としては上記のような問題のバランスだとカイロプラクティック臨床を10年以上行ってきて感じていることです。

各項目共通しているのは血流が不足した場所が関係あるということです。脳活動も脳血流で予測しているからです。

普段の生活から身体を温めて血流に意識を向けておくことも重要だと思います。

慢性的な腰痛で5分と座っていられない

1年以上続いている腰痛にありとあらゆる療法を試してきたが、回復を実感できなかった

34歳男性

問診による状況確認

1年前から気が付いたら徐々に腰痛になっていた。柔道整復師の先生に診てもらった後に痛みが10/10になったことがあり、半年間痛みが続いていたので、また10/10の痛みは怖い。今現在は7/10の痛みである。

座ると突っ張る感じで鈍痛がある。

腰痛で追い込まれている。歩けるが前かがみや自転車、バイクに乗る時なども痛く、仰向けで寝ることも痛くてできない。左を下にして寝ても痛い。

case73

実際にご記入してもらった痛みの絵

6時間くらいの睡眠時間はあるものの睡眠の質は低下している。柔道整復師の先生に2か月見てもらっている。針治療も20~30回は行った。マッサージや整体も何回か通ったが変化を感じられなかった。

病院での画像診断上問題はなく、トリガーポイントブロック注射を4回、硬膜外ブロック注射1回行っている。硬膜外ブロック注射は比較的効果があったが一時的であった。

車を運転する時、家で食事をするとき、電車に乗っても座れないくらい痛みを感じていたため、精神的にも大分追い込まれていました。

回復したら子供と外出したい。今は家で座って一緒に遊んであげることもできない。

検査

  • もともとお身体の柔軟性が高いほうではない。立位体前屈は+18㎝
  • RDQでは15/24にハイとお答えになっている。日常生活がかなり障害されている。
  • 座っていると痛いので問診も立って行う。詳細は上記。問診時も落ち着きがなく悲観的な様相を呈している。ご自身でも精神的にも影響が出ているとのことから時間短縮の為、精神的尺度での評価はしていない
  • 触診では腰仙部の多裂筋が主に痛みの原因であるように感じる
  • 股関節周囲の可動制限が著しい(開脚、合蹠、伸展、屈曲=全方向
  • 視診では上半身優位のお身体の使い方であることが予測される
    RDQ

    実際にご記入いただいたロールアンドモリス・ディサビリティスケール

仮説診断

腰仙部の筋肉の筋硬結から慢性的な痛みを発する状態になっていて、3か月以上持続しているため脳が痛みのあることを通常であるものと記憶している。

腰仙部の筋の痛みは可動性の消失によるものと考えられ、単に腰仙部のみならず関連する股関節や背面部全体を含めた身体全体の動きをリハビリテーションしていく必要がある。

作業仮説

初回は強めの筋操作を行い施術に耐えうることが確認できればマイオセラピーを1か月に1回でよいので受けてもらうことを勧める。

来院間隔が1か月に1回の為、自宅でのセルフケアが非常に重要になる。よって毎回運動療法を確認、修正していく必要がある。

カイロプラクティック治療、マイオセラピーの経過

  1. 初回はカイロプラクティックを受けて頂く。指での強い押圧を患部に加えて、カイロプラクティックアジャストメントを行う。自宅での運動はスウェーデン式リラクゼーションエクササイズ(吸気、止気、吐息)を行ってもらう。気分的には少し楽になった。
  2. 週後に来院してもらいマイオセラピー2時間枠を受けてもらう。我慢強い方で初回から圧を高めに掛けられる。患部に直接触ってもらった感触が得られる。
  3. 2回目の治療で、印象的には効果がないように思われているが、細かく確認すると朝の通勤時にバイクに乗っていても痛みが出なくなった。その他は変化がない。
    ※回復過程で良くあることなのですが、良くなっている部分がご自身で見つけられない状況です。1~3回目の治療の間メールによるケアを行っていたが芳しい反応はない。
  4. マイオセラピーの治療に加え、自宅で行っているというストレッチを確認するが方法、時間ともに不十分ということが確認されたため、「これは方法論的には間違っているがこのようなところまで行うことが大事である」ということをお伝えするために合蹠の膝に私が体重をかけて強引に開脚を行う。本人も理解してくださったようで、ご自宅で家族に手伝ってもらって柔軟体操をして頂けるようになった。
  5. 腰の柔軟性を取り戻すために股関節やバックラインの柔軟性も関わってくることを患者さん本人が知り、マイオバイブで股関節やバックラインも治療を行う。
  6. 4回目の治療以降、ご本人も前向きになられ、日常生活は問題ないところまで回復。2017年9月現在、月1回計16回の来院です。

結果としての患者さんの感想

(患者さん談)来院を重ねる度に、生活スタイルが変化していきました。友人知人と飲みに行く回数が増えた。腰痛がある時は、座ると腰が痛くていても立ってもいられなくなる為、自然と飲み会に行くことが減っていた。

外出すること自体が億劫になっていたので、腰痛からの回復とともに以前のように種々のことに興味が湧くようになり外出する機会も増えました。(以前のようになった)

回復の過程を一言で表すとなんですか?

(患者さん談)「脳と考えました。」

興味深い答えだったので確認してみると
「腰の痛みが先か、脳の状態が先かどっちが先か分かりませんが、腰痛の事を考えている時間が減ってきて今では殆ど考えません。」

車を運転する時、家で食事をするとき、電車に乗っても座れないくらい痛みを感じていたため、精神的にも大分追い込まれていました。

来院者の言葉59

院長の見解

深刻な状況の患者さんは皆さんそうですが、最初のうちは幾らか回復していても回復を実感しづらいものです。この方は強引なストレッチによって4回目以降明らかに回復に向かっていることを実感できました。

かなりお身体に負担のかかる方法をとりましたが、ご本人がありとあらゆる療法を試みて結果が出ていなかったのでくらいついて来てくれたのだと思っています。

腰痛で病院へ行ったらすべり症

就職してから腰痛が増してきた20代女性の症例

  • 1日の座り時間は7時間以上
  • 腰から背中にかけて強い貼り感がある
  • 少しずつ悪化してきているかた心配
  • 病院でレントゲン検査をしたら第5腰椎が5ミリほど滑っている
  • 1ヶ月牽引治療と湿布治療を続けるが変化が無い為ネット検索で当院を見つけた

初診時の痛みと状態

・前屈は+20センチと柔軟性は少ない
・ペインスケールは7と痛みは大きい
・夜眠る時、腰や背中が疼くことが増えて来た

検査と施術

  • 骨盤と第4腰椎の可動域の低下があるのでアジャストメント
    カイロテーブル

    カイロプラクティック専用のテーブル

  • 起立筋の浅筋膜の自由度が低下している。部分的にマイオバイブを使って自由度を付ける
  • 運動不足が問診より伺えたので、自宅で出来る運動を指導させていただく
  • 初診後には痛みは2くらいまで下がっている

初診後のコメント

  • すべり症自体が腰痛とは関係ないことが分かった
  • しっかり運動をしていけば痛みが出ない気がする

院長のコメント

多くのすべり症は痛みとは直接関係ありません。滑っている事で筋肉の配列に負担がかかっている事は確かなのですが、調整することで痛みを軽減させることは簡単です。カウンセリングの様子

エビデンス

画像所見と非特異的腰痛に関する体系的レビューを実施した結果、X線撮影で確認できる異常所見(脊椎分離症・脊椎辷り症・潜在性二分脊椎・腰仙移行椎・変形性脊椎症・ショイエルマン病)と非特異的腰痛との間に関連性は認められない。
http://1.usa.gov/PVQhW8

最初に医療機関を受診することは常識として当然の選択肢かもしれませんが、カイロプラクターの立場としては、最初にカイロプラクティックに来て欲しいもの。なぜならばたとえレントゲンを撮ってすべり症だと解かったとしても、臨床上は何の解決にもならないからです。

そんなことを言っても仕方ないかもしれませんが、この患者さんのように1ヶ月しても痛みの変化が無い場合は、カイロプラクティックに相談してみるのも悪くはないと思います。

引っ越し業で頻繁に腰痛になる

引っ越し業者さんの腰痛

  • 引っ越し業5年目、数カ月おきに腰痛になっている
  • 今回は1週間前からひどい腰痛です
  • 今後のお仕事もありますから不安ですよね

 30代男性 引っ越し業 品川区五反田在住

痛みと状態

仕事も休みがちになっている

  • 起立筋の緊張が著しい。痛みが出てから1週間。
  • 痛みが引いてこないので不安である
  • 数日間休業したが、そろそろ復帰しないと生活も厳しい…

検査と施術

典型的な非特異的腰痛の疑い

  • 問診上、レッドフラッグの兆候はみられない
    カイロテーブル

    カイロプラクティック専用のテーブル

  • ナクラステスト+
  • オーソドックスなカイロプラクティック治療の後、股関節の長番運動の確認
  • エビデンスを提示して腰は力仕事で強くなることを、壊れていないということを再認識してもらう

初回のカイロプラクティック治療で腰の痛みが完全になくなったため、メンテナンスの必要性だけを伝えて次回の予約はとらずに帰られました。

 

施術後のご感想

初めてのカイロ治療で効果に関心した

  • カイロプラクティック治療は初めてなんですが、こんなに効果的だとはおもいませんでした。1週間あった痛みなので不思議なくらいです。
  • 時よりメンテナンスをお願いしようとおもいます

肉体労働をなさっている方の回復は驚くほど早い時も多いです。まだ年齢的にもお若いということも幸いしています。

院長のコメント

痛みのピークは過ぎています

本症例は発症して1週間経過していたので、初回からアジャストメントを行うことができました。マッサージでは良くならなかったことなど、骨盤の機能障害からの痛みが顕著に表れていた症例といえます。カウンセリングの様子

重い物もそうですが、ストレス対策も大切

引っ越し業や運送業の方々が急性腰痛になる可能性は、他の業種よりもやや高いですが数パーセント程度と考えてください。適切なケアと、腰痛に関する考え方を変えていくことで、発生頻度や発症時の痛みのレベルを低い値で抑えることは可能です

可能ならば痛みが無くなっても4回ほど再来することをおススメしています。再発生させないように集学的なリハビリテーションを行った方が、生涯的なコストとしては断然にお得になるからです。

腰痛と脚裏面にジワーッとした痺れ

両脚にある痺れ

カイロプラクティック治療による症例報告

過去に3回動けなくなるような腰痛の経験がある方への、カイロプラクティック治療報告です。ハムストリングから脹脛部への痺れも有しています。

40代男性 屋外での調査員 

  • 初めてのぎっくり腰は20年前。前回の大きなぎっくり腰は3年前
  • 今回は大きな腰痛になる前に予防的に診てもらいたい

 

初診時の痛みと状態

出張前に調整しておきたい

疼痛図

実際ご記入頂いた痛みの図

  • 痛みの強さは2/10である
  • 両側の脚部後面にじわっとした痺れがある
  • 痺れは眠っている時に不快感がある
  • 来週から出張なので、悪化する可能性を低くしたい

検査と施術

バックラインの緊張

  • FFD(前屈運動)は恐怖で控えたい…検査不能
  • 骨盤と腰椎に機能不全
  • 緩和操作とスパイナルマニピュレーション
  • スウェーデン式リラクゼーションエクササイズの処方

施術後

前屈は問題なくできるようになる

  • 施術後に前屈をしたら問題なかった
  • じわっとした両脚の痺れ感もなくなった
  • また頃合いをみて電話します

院長のコメント

バックラインの緊張は多いですカイロテーブル

最後に前屈をしてもらった時に「あれ?なくなっちゃった」という残念そうなコメントが印象的でした。腰痛の方の半分くらいの方は初回の施術で症状がなくなると、少し残念そうなリアクションをされます。

その時は「残念でしたねぇ」と返すようにしています。

この方のように1度腰痛になると、統計上は殆どの方が再発をします。現時点では仕方のないことですが、誰しもがそういうものだということで悲観的にならないことが重要です。

■★腰痛を起こした人の大半は2年以内に再発するかもしれない。しかしこれは腰痛が深刻な病気であるという意味ではない。再発のない時期には、ほとんどの人が通常の日常生活を送ることができるし、症状もほとんどない。http://1.usa.gov/12Nesga

 

この方がカイロプラクティック治療の初回で症状が取れたのは、さほどストレスフルな状況ではないことと、運動習慣がしっかりあったこと(週に180分のrun)、痛みの程度が大きくなかったことです。

■急性あるいは亜急性腰痛に対する脊椎マニピュレーションは、他の治療法に比べて短期間で疼痛および活動障害の改善、ならびに患者の満足度という点でより高い効果が得られる(★★★)。http://amzn.to/Hk8veA

バックラインの緊張と記しましたが、バックラインは足先から背中を通って額まで繋がっている筋膜のラインです。単に痛みをとるだけというようりは、将来的なことも考慮して、前屈系のストレッチは行っておいて損はないとおもいます。

再発防止も含めて、腰痛前向きに向き合っていきたい方はご連絡ください。

筋トレを続けているが再び腰痛

医師の指示通り腰を鍛えているのに腰痛が再発。何故…

50代男性 会社員へのカイロプラクティック治療症例報告

  • 以前医師から受けた指示通り腹筋と背筋を鍛え続けていた
  • 腰が弱ってきているのか?
  • 自分が行ってきたトレーニングに不備がないか確かめたい
  • 指示通りに背筋を鍛えているのに何故腰痛が再発したのか??

一般的な腹筋運動は特に腰痛とは関係ないと言われています。同じ腹筋でも鍛えるなら腹横筋や腹斜筋といった深い所にある腹筋が大事です。実際下記のような研究もあり、腹筋以外の要因を考察する必要があります。

■健常者402名を腹筋強化運動+教育プログラム群と教育プログラム群の2群に割り付けて2年間追跡したRCTによると、

両群間の腰痛発症率には差が認められなかったことから、腹筋強化運動は腰痛を予防できないことが判明
http://1.usa.gov/p3JqOY

痛みと状態は典型的なメカニカルペイン(動作時痛)

  • 腰にビーンとした痛みが走る
  • 起き上がる時に特に辛い
  • 今回で腰痛は人生5回目

検査と施術では柔軟性が著しく良くない

カイロテーブル

カイロプラクティックのテーブル

  • 前屈(FFD)が+30センチメール。自宅で行ってもらう能動的ストレッチをお伝えする
  • 背骨に機能不全が多い為、スパイナル・アジャストメント
  • 筋膜の硬化がみられるので筋膜リリーステクニックで柔軟性の向上の促進をはかる
  • 腰痛の概念の再教育をプリントを使用して行う
  • 1週後に来院してもらい、回復しているのを確認して治療おわり

施術ごの感想

  • 筋肉を鍛えていても腰痛になることがわかりました
  • 施術は気持ちが良く、揉みかえしも殆どありあませんでした。

コメント

腹筋と背筋のバランスが崩れることで腰痛になる。とまことしやかに言われていますが、そのような根拠となる統計学的な医学情報はどこにもありません。腰痛になる理由はハッキリとは解っていませんが、腰への負担を減らしたりなどの物理的因子以外の事も考慮にいれる必要があります。

■ボーイング社の航空機関連従業員3020名を対象に、職業性腰痛の予測因子を4年間にわたって追跡調査した結果

仕事に対する不満と経済的問題(生活困窮)が腰痛発症による労災補償請求と関連。非物理的因子が関与している可能性。http://1.usa.gov/OORV9j

フィジカルだけで考えたいのであれば

筋力を維持するためには腹筋や背筋は効果的ですが、腰痛になる時はなります。カウンセリングの様子

機能的に考えると、腹筋といっても腹横筋、腹斜筋という深層筋の使い方が大切です。定量的にこれらの筋肉の強さが測れないところが統計学的には言及できない理由であると私は考えています。

実際腹直筋、腹横筋を使えるようにしいくにはパーソナルに近いリハビリが必要ですし、その動きが日常的に活かせているかというと測りようのないことです。

腰痛自体は社会的な要因も加味して考えていきますが、もうひとつフィジカルの面で大切なことは柔軟性もある程度必要だということです。バランス良くトレーニンをする必要があると思います。

どこの部分が機能低下しているかは、ひとそれぞれ違います。ですから細かい検査をくりかえしてご自身で理解できることが大切です。また長引く腰痛の方には、認知行動療法的もおこなっていますのでご安心ください。

5年以上ある腰痛への振動療法マイオセラピー治療

きっかけはバイクで倒れたことか?

中高生の頃から度々(年に5回ほど)腰痛があった。姿勢が悪いことが原因であるとメディカルDr.4人に診てもらってきたが「このまま行くと最後は手術だね」と全員から指摘をされたという。

出来れば手術はしたくないし、カイロプラクティック治療は?と友人に勧められて来院

インドネシアの方の症例になります。

25代男性 大学院生 千葉県在住

  • 今回の腰痛は2日前に遊びでバスケットをやったのがきっかけ
  • 痛みが出そうな時は薬を飲んでしのいでいる
  • 2か月おきくらいで腰痛になっていて、このままいくと手術という不安感がいっぱいある
  • 一番最初に腰痛になったときはバイクで倒れた時に腰を打ったからかもしれない

【心理社会的因子】慢性腰痛における心理社会的因子の影響に関しては、現在数多くのエビデンスがある。

最近の前向きコホート研究数件から、心理社会的因子はこれまで考えられていたよりさらに早い段階で重要であることが示された。
http://amzn.to/Hk8veA

この患者さんには手術は全く必要ないということを第一にお伝えしました。手術ということ自体が不安で、それがある限りは痛みは取れてきません。

そもそも腰痛疾患に手術は必要ありません。

初診時の痛みと状態

症状は5年以上あって2月毎に痛みが顕著に

  • 重い痛みがVASで6/10の痛みがある
    施術風景

    マイオセラピーの施術

  • 5年以上の症状
  • 2か月毎に生活に支障があるレベルで腰痛になる
  • 腰が壊れていると思っている

検査と施術

起立筋群の筋肥大と線維化

  • 長年の姿勢の影響からか、胸腰移行部の筋肥大が目立つ
  • 当初はカイロプラクティックで5回施術して腰痛が無くなるレベルになる
  • この5回の間に手術に必要性は全くないことをエビデンスを基に繰り返し伝える
  • 慢性腰痛に属するので痛みが出たり出なかったりする状況からマイオセラピーに切り替える
  • それ以来2~4週おきにメンテナンス治療としてマイオセラピーを受けている

腰椎手術予定の患者122名に心理テストを実施し、疼痛・機能障害・就労状況を1年間追跡調査した結果

心理的苦痛(不安や抑うつ)が少ないほうが疼痛改善率も職場復帰率も高かった。
心理的苦痛は慢性腰痛の治療成績を左右する。

http://1.usa.gov/WKVUXT

上記の被験者は手術をせずに追跡した結果です。本症例に合致する内容となります。

ご感想

痛みはとれて、手術も考えなくなった

  • お陰様で手術のことは考えなくなって、国の両親も喜んでいます。

院長のコメント

基本手術は必要ないですよ

腰痛疾患は基本的に整形外科的や神経学的な問題ではなく、手術を必要とする対象ではありません。

適切な管理で99%以上の患者が痛みを回避できます」
(Rosomoff HL Rosomoff RS Med Clin North Am 1999) 

その後は運動療法も開始

明らかな柔軟性の不足があるため、予防もかねてスポーツクラブに通われることを決められました。素晴らしいことです。大学院レベルの方だと薬物中毒になることは少ないと思いますが、慢性腰痛と薬物の関連が指摘されています。カウンセリングの様子

慢性腰痛と違法薬物の使用率の高さが関連 2016年の研究

Spineに発表された研究によると、慢性腰痛(三ヶ月以上)のある人は大麻、コカイン、ヘロイン、メタンフェタミンを含む違法薬物の使用が腰痛がない人と比べて多い。
さらに違法薬物使用歴のある慢性腰痛患者は現在オピオイドを処方されている可能性が高い。この関連の方向は明確ではない。米国。

Chronic low back pain linked to higher rates of illicit drug

認知行動療法による腰痛治療の説明

 認知行動療法は腰痛治療には不可欠だと考えています

認知行動療法は最近注目されている精神療法の一つです。

慢性腰痛をはじめ鬱病や糖尿病など慢性疾患に有効だというエビデンスがあり、カイロプラクティックそのまんまサンシャインでは2012年から腰痛、肩こり、鬱、不安障害などに認知行動療法を取り入れています。

 なぜ認知行動療法を取り入れたのか

例えば慢性腰痛へのカイロプラクティック治療は2004年のヨーロッパガイドラインに明記されているように、それ自体で非常に有効です。

しかし同じような対応をしても全く効果が無い方がいらっしゃいます。そのような方は脳の扁桃体と呼ばれる不安や緊張を司る部分が過敏になっています。

そのため何等かの心理療法などで扁桃体の働きを沈静化させる必要があります。臨床経験上は必要不可欠と言ってもいいでしょう。慢性腰痛患者に対して認知行動療法が有効であることは統計的にも明らかになっていることです。

2008年発表 500人の慢性疼痛患者を対象とした英国研究

慢性的な痛みを持っている500人のうち

54%(271人)が痛みのみ
痛みと抑鬱が20%(98人)
3%が痛みと不安
痛みと不安と抑鬱全部ある人は23%(116人)

慢性疼痛と抑うつや不安の追加罹患率が強く、より重度の疼痛、大きな障害、および貧しいHRQL※に関連付けられています
※health-related quality of life健康に関連した生活の質

(Bair MJ. et al, Psychosom Med, 2008)

慢性腰痛などの痛みは、体の痛みにとどまらず、より重度の痛みや、鬱、不安により活動生涯、健康関連の質の低下が起きてしまう、起きてしまっている状態です。このような精神状態であることは認知行動療法が有効であると言えます。

 

2009年のシステマティックレビュー

15研究をレビューした結果、力学的因子より心理社会的因子

エビデンス三角

体系的レビューです。逆に言うとカイロ治療を受けていても、腰痛予防になるとは言えないのです。

(仕事の要求度が高い・仕事の満足度が低い)

筋骨格系疾患の痛みと慢性化の予測因子 

(Macfarlane. GJ, et al, Ann Rheum Dis, 2009)

※システマティックレビューとはエビデンスの中でも最上級のものです

急性腰痛の後、慢性腰痛に以降する人も社会的な要因が慢性化の予測因子となります。認知行動療法などの介入により慢性化を避ける必要があります。

心理的・社会的・経済的因子は、慢性腰痛および活動障害において重要な意味を持っている(★★★)

心理社会的因子は、治療とリハビリテーションに対する患者の反応に影響をおよぼす(★★★)
http://amzn.to/Hk8veAhttp://1.usa.gov/I23gOD

そのまんまサンシャインでは、それだけでも十分に効果が見込めるカイロプラクティック治療に加え、さらに認知行動療法も加えることで海外の腰痛ガイドラインに一歩でも近づく取り組みをしています。

認知行動療法で動ける身体を作っていく

腰痛は恐るるに足りない

肩こりや慢性腰痛などの慢性的な症状は(3か月以上続く症状)は、実際に患部が痛んでいる以上に脳が痛いと感じていて、不安や抑鬱が生じることで痛みを抑制する神経の活動が低下していること(簡単にいうと痛みのブレーキが利かない)が多かれ少なかれあります。

下向きの痛みの抑制図

下降性の疼痛抑制の図(見づらくてすみません)

認知行動療法や認知行動療法に基づいた運動療法を行っていくことで「腰が壊れている」という恐怖心や不安をなくし、

脳からの抑制系の神経を活性化させる(簡単にいうと痛みのブレーキを利かせる)ことで腰痛をコントロールできるようにしていきます。

慢性腰痛には認知行動療法は不可欠

カイロプラクティック治療だけでも慢性腰痛に効果があるのですが、より良い状態を維持したり繰り返しやってくる痛みのスパイラルを止める為に認知行動療法に基づく運動療法は不可欠です。

認知療法や運動療法にかける時間配分は人それぞれですが、慢性の症状の方には必要な要素です。慢性的に痛みのある動きや生活を脳が憶えていますからリハビリテーションが必要なわけです。認知行動療法が功を奏します。

認知行動療法で考えると

 腰痛を今までの腰の損傷モデルで捉えた場合、自動思考は「腰が壊れている」、「椎間板が潰れているから腰が痛い」、「動くと腰が痛くなるから動けない」という物理的損傷モデルです。

実際には椎間板や骨の変形は腰痛とは無関係であることが統計的に明らかです。これらの認知上の歪みを認知行動療法によって少しずつ修正していきます。

スキーマと呼ばれる「捉え方の根底的な部分」は、「画像診断の画像」や「権威あるお医者さんがこう言ってた」など比較的解りやすいものから、成育歴(子供の頃の体験など)いろいろあります。

イギリスで行なわれた701名を対象としたRCT(ランダム化比較試験)では、

数回にわたる集団での認知行動療法によって慢性腰痛の疼痛と活動障害が改善され、その効果は12ヶ月も持続しただけでなく、費用も一般的な腰痛治療の約半分に抑えられた。

http://1.usa.gov/mobdNx

 認知行動療法を取り言えれることで腰痛治療の費用も減らすことができるのです。

腰痛・治療革命~見えてきた痛みのメカニズム~

NHKスペシャル「腰痛革命」より リンク内の5種類の映像を一通りご覧になって、エビデンスに基づく新しい腰痛の概考え方をざっくりとご確認ください。

オーストラリアのメルボルン州など世界の一部の都市では10年ほど前から州政府や自治体がTVコマーシャルに費用を投じて行ったメディアキャンペーンと同じ内容です。医療費を出す側がメディアを使って認知行動療法を行っていくという政策です。メディアコマーシャルに掛かる費用をさっぴいても医療費を大きく削減できることが解かっています。

 

腰痛などの身体の痛みに先進的な取り組み

認知行動療法というのは、認知に働きかけて気持ちを楽にする精神療法(心理療法)の一種です。 (国立精神・神経医療センター 認知行動療法センター)

認知行動療法はもともと鬱病や双極性障害といった精神疾患と呼ばれている方々に精神科医や心理療法士が1対1やグループセッションの形で話しあったり、共通の課題に取り組んだりすることで認知の偏りの修正や気づきを促すことで症状を軽減、寛解に導く心理療法の一種です。

近年精神疾患以外にも不眠症や糖尿病など自己管理を要するさまざまな慢性疾患に効果があることが証明されてきました。その中の一つが慢性腰痛です。

腰痛に対して認知行動療法を行う時は、認知行動療法的に基づく運動療法が行われます。長年重度の腰痛がある方は運動することに恐怖心があり「とても運動なんて」とお感じの方が多いと思います。

勇気を出してできる運動から取り組んでいきましょう。エビデンスはそれを証明しています。

心理社会的因子にも目を向ける

慢性腰痛と慢性疼痛症候群を5年間追跡した結果、重篤な慢性腰痛の予測因子は、MRI所見や椎間板造影所見ではなく心理社会的因子
(Carragee. EJ et al, Spine J, 2005)

つまり心理社会的因子に目を向けていかない限り、根本的な解決方向には向かわないということです。

院長は認知行動療法センターにて研修を修了

国立精神・神経医療センター 認知行動療法センターで開催されている系統だったビデオ研修を修了しています。基本的な認知行動療法の概念を習得し創意工夫の中で腰痛に対する認知行動療法に取り組んでいます。

終了証

認知行動療法センター

日本の場合腰痛に対しては精神科医の先生でも認知行動療法に対しては保険適応でない状況の中で、できることを模索して可能な限りのサポートをしています。

当初は「腰痛に精神療法?」と患者さんからおかしな反応もありましたが、最近ではすこしずつ素直にお話しを聞いて下さる方も増えてきました。

 

 

慢性腰痛に有効な認知行動療法のエビデンス

効果的で費用も半分に抑えられたという英国での2010年の研究

イギリスで行なわれた701名を対象としたRCT(ランダム化比較試験)では、数回にわたる集団での認知行動療法によって

慢性腰痛の疼痛と活動障害が改善され、その効果は12ヶ月も持続しただけでなく、費用も一般的な腰痛治療の約半分に抑えられた。
(Lamb SE, Hansen Z et al.,2010)

欧米では有効な療法はスグに承認されて臨床現場で使用されます。認知行動療法もその一つです。

従来の治療よりも効果的と超1級の研究が証明

慢性の非特異的腰痛に対する心理社会的介入の有効性に関する体系的レビューによ ると、従来の標準的な治療よりも、積極的なリハビリテーション(認知行動療法に基 づく運動療法)の方が活動制限と疼痛の改善に効果的であることが判明。
(Man Ther. 2012 Oct;17

認知行動療法に基づく運動療法は非常に有効です。

 

慢性疼痛に対し認知行動療法をベースにした疼痛自己管理プログラムが有効 

慢性疼痛に対してしばしば認知行動療法が行われているが、オーストラリア・シドニー大学のMichael K. Nicholas氏らは、認知行動療法をベースとした疼痛自己管理(pain self-management:PSM)プログラムが高齢の慢性疼痛患者において、少なくとも短期的には有効であることを無作為化試験により明らかにした。
(Nicholas MK et al. Pain. 2013 Jun;154)

オーストラリアでは慢性腰痛に認知行動療法は常識のようですね。実際認知行動療法は効果的で、患者さん自身が痛みと向き合いコントロールできるようになる為、無駄な通院を減らすことが可能となります。

認知行動療法は基本的にはホームワーク(宿題)が中心

「宿題」と聞くと嫌な気持ちがする方もいらっしゃるかも知れませんが、認知行動療法の創始者アーロンベックは「認知療法において、ホームワークは、付加的なものではなく中心的なものである」(Beck et al.,1979)と言っています。

毎回のお話あいの中で一緒に考えて決める『ホームワーク・宿題』。このホームワークを行うことがとても大切です。次回の認知行動療法での面接で、出題されたホームワークを題材に語りあい、ディスカッションすることで、自然と腰痛や抑鬱などの症状についての考え方に変化が出てくるようになるのが特徴です。

認知行動療法の目的は、『悲観的になりすぎず、かといって楽観的にもなりすぎず、地に足のついた現実的でしなやかな考え方をして、いま現在の問題に対処していけるようにバランスのとれた思考を身につけていくこと』です。腰痛に対しても同じスタンスです。

 

カイロプラクティックと認知行動療法の共通項

人間が持っている治る力を信じる

もともと自ずと治る力が備わっています

カイロプラクティックと認知行動療法の共通点は『人を治さない』という立場をとっていることです。カイロプラクティックは自然治癒力を高める背骨のケアですが、認知行動療法はお話のなかで『気づき』を促します。

気力体力充実している時なら自然と判断できることも、落ち込んでいる時、体力が低下している時は適応的な思考ができなくなってしまっています。認知行動療法は無理の無い範囲で今の状態を模索していきます。

ですから「私が人を治します、というおこがましい考え方ではない」ということがカイロプラクティックと認知行動療法の共通項です。

当院で行われている認知行動療法

軽度の症状の時は施術をしながら、普通の会話の中で行われます

当院はカイロプラクティック治療の中に、認知行動療法を取り入れています。

心療内科や精神科で行われている対面面接というものだけではなく、背骨を調整しながら会話をしていきます。(メモを取る時に手が止まってしまうのはご了承くださいね)。

また日々の生活で出来そうな運動療法を探っていきます。行動的なホームワークを一緒に決めていきましょうね。

場合によっては認知行動療法のワークブックを用いて、しっかり症状と向き合います

疼痛を抱えて来院される方の中には、パニック障害やうつ病、両極性障害など精神疾患を併発している場合や、抑うつ状態そのものが痛みや痺れとして表現されていることも少なくありません。そのような状況かであることが明確になれば認知行動療法を取り入れていきます。

初診時にそのようにうち明けて下さる方は少ないかも知れません。通常のカイロ治療を勧めていく上で、改善しない場合や変化が無い場合に「ストレスは本当にないですか?」と問いただすと「実は…」というケースも少なくはありません。認知行動療法を始めるのはそれからでも遅くはないのです。

簡単なお話の中で解決していかなさそうな、動悸、発汗、長年の抑うつ症状などがある場合は系統だった認知行動療法をお勧めています。そのような場合は「不安とうつの統一プロトコル」のワークブックを用いて対応させて頂いています。

 

「不安とうつの統一プロトコル」研修修了

精神疾患の細分化が進み過ぎ、対応しきれない状況が発生してきているため認知行動療法の世界でも「統一プロトコル」という概念がでてきました。認知後療法の統一プロトコルは、多くの精神疾患に共通する「不安と鬱」の2点に着目して認知行動療法を行っていくことで症状が改善していくことが証明されています。

統一プロトコル

    統一プロトコル研修

そのほかメールケアによる日常支援なども行います

うつ病や他の疾患でも効果が証明されてきている電子メールによるサポートもしています。新たな生活動作を身につけていくのは簡単ではありません。一緒に回復に向けて取り組んでいきましょう。これもすべてエビデンスに基づく対応です。認知行動療法と同じく効果があることが証明されています。

メールケアはシステマティックレビューで証明されています

うつ病におけるCBT(認知行動療法)ベースのセルフヘルプの科学的証拠。インターネットを介して多くの治療を受けることができます。
(Bergström J,et al.2009)

腰痛に関してインターネットを介して認知行動療法のエビデンスはありませんが、臨床上は有効であると考えてます。

エビデンス

自動化されたコンピュータプログラムはあまり効果的でないことがこれまでの研究で示唆されている。

患者固有の為に書かれた電子メールを大うつ病患者患者に8週送って、セルフヘルプテキストを使用しないメールを送ったグループと比較したところ大きな差はないが、ヘルプテキストがあったほうがより効果的であった。

このことは個別の電子メールと自助プログラムの両方が効果的であることを示唆している。
(Vernmark K, Lenndin J et al., 2010)

腰痛以外の疾患への認知行動療法のエビデンスの一部

認知行動療法は閾値下うつ病のある糖尿病患者の苦痛を低減 (欧州糖尿病学会2014 Vienna, Austria)

小児の慢性片頭痛に認知行動療法が有効 
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24368463

小児の片頭痛にも認知行動療法が有効のようです。小児にも自分の活動を記録してもらい、片頭痛と関連する要素を探っていきます。

薬物治療抵抗性うつに対して、認知行動療法は有効 
The Lancet, Volume 381, Issue 9864, Pages 375 – 384, 2 February 2013

いったいどれだけの方が、鬱に対して認知行動療法を受けられたのでしょうか?社会生活を維持するモチベーションを投薬によって作り続けられるのでしょうか。認知行動療法のように自分と向き合うことで根本的な解決が見出せると良いと思うのですが。

 

認知行動療法、慢性不眠症治療の第一選択へ
メタ分析で臨床的な有用性が確認、治療終了後も効果は継続
Ann Intern Med. 2015;James M. et al.

これは非常に面白い結果ですね。お薬には抵抗がある方も多い不眠症。一度頼ってしまうと服用が当たりまえになってしまいますよね。そこで不眠症治療にも認知行動療法が有効だと解かってきたのです。私も胸を張ってお勧めできる認知後療法による不眠治療。

精神病発症の予防にも

認知行動療法、精神病発症予防か

無作為化比較試験11件を対象に、心理学的、薬理学的、栄養学的介入による高リスク者の精神病発症予防および遅延効果をシステマティックレビューとメタ解析で検証。

試験の対象者は51-288人だった。中程度のエビデンスレベルで認知行動療法の発症低下が示された(リスク比0.54)。早期介入の精神病発症予防、遅延の可能性が示唆された。

原文(BMJ)を読む
http://www.bmj.com/content/346/bmj.f185

認知行動療法は様々な症状に有効であることが証明されています。認知行動療法というと少し大げさな聞こえ方になるかもしれませんが、簡単に言うと冷静に話あっていくという事かもしれません。認知後療法と息巻くより気軽にお話しに来られると良いと思いますよ。

 

対人恐怖症に認知療法有効 半数で症状消える
2016年6月8日 (水)配信共同通信社

 日常的な人付き合いに強い恐怖や不安を感じ、生活に支障が出る社交不安症(対人恐怖症)について、宮崎大や千葉大などのチームは7日、抗うつ剤による治療が効かない患者でも、面接などを通じて行動の幅を広げる「認知行動療法」を加えると半数近くの人の症状がほぼ消えたとの研究結果を発表した。

 社交不安症が自然に回復しない人には抗うつ剤を投与することが多いが、7~8割の人は十分に改善せず、新たな治療が求められていた。この研究成果を受け、社交不安症に対する認知行動療法に4月から公的医療保険が適用されている。

 宮崎大の吉永尚紀(よしなが・なおき)講師らは、抗うつ剤が効かない患者42人を、薬物中心の治療を続けるグループと、週1回の認知行動療法を加えるグループに分けた。

 4カ月後に症状の重さを比べると、認知行動療法を加えた人たちは47・6%で症状がなくなっていた。薬物中心の治療だけで、そこまで回復した人はいなかったという。

 認知行動療法は、面接などを通じて患者の物事の見方を変え、日常生活を修正する手法で、うつ病などの治療に使われている。

週末に寝過ぎると出る腰痛

 睡眠時間が長くなると出てくる腰痛

8時間以上や10時間以上週末に寝ていると腰痛になる人がいます。発熱や嘔吐、血尿、血便など他の症状が無ければ精密検査をする必要はないと思われます。

多くは加齢や運動、ストレッチ不足により腰部の筋肉、筋膜等の結合組織が基本的に硬くなってきているのがベースにあります。睡眠をしている時は筋肉が動いていない時なので血流不足により、より硬くなる条件の時です。朝が一番身体が硬い時間帯ですからね。

通常の睡眠時間だとぎりぎり痛みが出るまで固まってこないというバランスで生活しているのだと思います。

ライフスタイルの適切な改善をしていかない限りは、短い睡眠時間でも症状が現れるようになっていきます。

それは睡眠の質の低下、QOLの低下、自律神経症状の誘発、4大疾患に繋がるものとお考えください。

睡眠不足は痛みの感受性を高める

ノルウェイ人健康研究の参加者の10,412名の成人(平均年齢58歳、54%が女性)を対象に検討

不眠症やその他の睡眠障害に悩んでいる人々は痛みに対する感受性が高まる。痛みの感受性は、不眠症の頻度および重症度が高まるほど高まった。

痛みの耐性に対する影響は明らかに不眠症と慢性疼痛の両方に悩む人々で最大。https://goo.gl/GesmJl

いつもより寝過ぎると出る腰痛へのカイロプラクティック症例報告

 病院での精密検査は異常ない

  • 普段は何んともないのに…
  • 9時間以上寝ようとすると、背中から腰が痛くてそれ以上寝ていられない
  • 病院で精密検査をしたが、原因が不明で怖い
  • MRIやレントゲン撮影も行っています

30代女性 事務職 品川区二葉町在住

正体はトリガーポイント

痛みと状態

画像診断、内科的検査は問題なし

疼痛図

初診時の痛みの分布

  • 睡眠時間9時間を超えると腰痛が出てくる。つまり週末や休日ゆっくりしようとするのだが結果腰痛になる。
  • 鈍く疼くような痛みが腰に帯状に出る
  • 血液検査や内臓の検査もすべて行ったが問題はない

検査と施術

  • 腰方形筋にトリガーポイントがあるので、押圧をかけて血流を促進
  • 背骨の胸腰移行部に機能不全があるためアジャストメント(脊椎マニピュレーション)
  • 「痛みとは何か?」というレクチャーを行う
  • 2回目の来院時に同伴者にトリガーポイントの管理方法をお伝えする

腰方形筋の図

腰方形筋は固まりやすい筋肉です。

ご感想

  • トリガーポイントは押されている時は飛び上るほど痛かったが、施術後はとてもすっきりしている
  • カイロプラクティック治療は初めてだったので、不安でしたが説明がしっかりしていて解かり易かった
  • 寝過ぎた時の痛みの原因がわかって、安心

 ■急性あるいは亜急性腰痛に対する脊椎マニピュレーションは、他の治療法に比べて短期間で疼痛および活動障害の改善、ならびに患者の満足度という点でより高い効果が得られる(★★★)。http://amzn.to/Hk8veA

カイロプラクターのコメント

病院で検査をされることは重大な疾患を発見するのに必要なことですが、画像診断では筋肉のトリガーポイントを見つけることはできません。院長と治療院入口

そのような筋骨格系障害は筋肉や関節を触診、機能的触診をすることで原因が見えてきます。

トリガーポイントへの注射はお薦めしない

一時トリガーポイント注射が流行しましたが、お勧めはしません。あまり効果がないからです。現在は筋膜リリースとして生理的食塩水を注入するのが流行のようですね。

筋筋膜性疼痛症候群患者53名に対するトリガーポイント注射に関するRCT(ランダム化比較試験)によると

局所麻酔剤群とプラシーボ(生理食塩水)群の疼痛改善率に差が認められなかったことから、効果が同じなら副作用のない生理食塩水を使うべきと結論。http://1.usa.gov/qPLsdU

慢性腰痛に対するトリガーポイント注射の有効性は不明確であり、特に急性腰痛に関するエビデンスはほとんどない(★)。http://amzn.to/Hk8veA

トリガーポイント注射の有効性は証明されておらず侵襲的なため急性腰痛の治療に推奨できない(確証度C)。

靭帯や硬結部への注射の有効性は証明されておらず侵襲的なため急性腰痛の治療に推奨できない(確証度C)。
http://1.usa.gov/uhlYSO

残念ながらトリガーポイント注射は、世界各国どの腰痛診療ガイドラインでも推奨されていません。

病院で注射より針治療や指圧の方が良い

我々も技術者なので虚血圧迫という形で親指を使って筋肉を押します。いわゆる指の圧です。遠方の方ならしっかりとした指圧師さんに頼むのが一番良いでしょう。

こんな研究結果があるからです。

・腰痛患者63名を4群に割り付けてトリガーポイント注射の有効性を調べたRCT(ランダム化比較試験)によると、疼痛改善率は
①鍼治療群や②冷却スプレー+虚血圧迫群より、トリガーポイント注射(③局所麻酔剤・④局所麻酔剤+ステロイド)群の方が低いことが判明。http://1.usa.gov/nTBSuI

最新の腰痛診療ガイドラインでは、発症4後週間以上の亜急性・慢性腰痛に対して鍼治療とマッサージ(虚血圧迫)を推奨しています。

これは古来から行われている療法に分があったということです。
腰に筋肉の塊がある時は思い切り指で押しつぶす!か針治療(おそらくかなり太い長い針)が効果があるのです

展示会の立ち仕事で腰痛

久しぶりの展示会の立ち仕事で、ぎっくり腰

徐々に腰が重くなってきた展示会

  • 5日連続で展示会の仕事が続いた
  • 普段は内勤でデスクワーク
  • 足腰に余分な負担がかかったのか…?
  • 座っていると痛い…

50代男性 営業職 品川区二葉町在住

痛みと状態

生活動作が著しく低下

  • 座っているととにかく腰が痛い
  • 横になっているときだけ唯一楽です
  • 疼痛スケールで7/10とかなり痛い
  • 慢性的に腰が重いことはあるが、こんな痛みは初めて

検査と施術

生活動作が著しく低下

カイロテーブル

カイロプラクティック専用のテーブル

  • アダムステストでは痛みは出ない
  • 神経学的な検査でも異常はない
  • RDQ生活動作のテストで活動性がかなり低下しているので、集学的なアプローチで活動性を取り戻すようにお伝えする
  • オーソドックスなカイロケアを週に1回、計3回行う。3回のアジャストメント治療で回復が芳しくないようなので、体幹筋の検査を行う。→腹横筋、腹斜筋の維持機能が低下している。
  • 発症から3週間以上経過していたので、自宅で行う体幹筋トレーニングをお伝えする
  • 2週後に来院してもらい、症状はほぼ回復していたので治療を終えた。

施術後のご感想

筋力・体力の衰えを感じた

  • 最初の治療の後座って確認したら腰痛は半分くらいになっていた
  • 能動治療に入った時、腰痛とは別にどれくらい体力が低下しているかが理解できた
  • 好きなお酒も少し控えようかと思います

院長のコメント

生活の動作を取り戻す

RDQ(Roland-Morris Disability Questionnarie)で12/24の項目にチェックが入り、生活動作にかなり支障が出ておられました。問診ではイエローフラッグはないようでしたので、自然回復するとおもわれておりましたが、痛みの回復がやや遅いように思われました。カウンセリングの様子

諸説ありますが

3週目に再評価を行ったところ、体幹筋群の機能低下が著しいものでしたので能動治療へ移行したところ顕著に回復をいたしました。心理社会的要因のみに固執してしまうと良い結果がでないものです。フィジカルな要素は絶対に見落としませんのでご安心を。

回復が渋い時は原因を探しまくります

このように非特異的腰痛というのは『原因がはっきりしない』というのが特徴です。これからさらなる研究がすすんでいくでしょうが、臨床の場では個々の患者さんを検査、問診して、手探りで原因を追及していくことも珍しいことではありません。  

あ、腰痛になっちゃったという時は、お気軽にご相談くださいませ。

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